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年初からの新興三ヵ国通貨パフォーマンス比較!
- 2019/12/18
- アジアタイム
★2019年1月2日を100としてメキシコペソ/円(黒線)、トルコリラ/円(赤線)、南アランド/円(青線)を比較してみた。但しスワップ金利は含まず
新興国通貨でもパフォーマンスの違いが出てくる。メキシコペソ/円は、8月までは概ねプラス圏で推移していたが、8月から一旦売りが強まり9月まで軟調な地合いが続いた。しかし、その後は持ち直す展開となって10月中旬以降はプラス圏で推移している。南アランド/円は、年初は3通貨のうちで一番パフォーマンスが良かったが、3月以降はメキシコペソ/円を下回るパフォーマンスとなった。また、8月までは概ねプラス圏で推移した。8月以降はメキシコペソ/円同様に下落基調が強まり、一時トルコリラ/円を下回る下落となった。しかし、8月23日がボトムとなり徐々に下値・上値を切り上げ直近では再びプラス圏まで回復した。トルコリラ/円は、年初はプラス圏で推移していたものの、3月21日に失速し大幅下落した。一旦はスパイクボトムとなりプラス圏に浮上したが、その後は下落基調が強まり5月9日まで下落基調が継続した。その後は、緩やかに回復基調となったものの、プラス圏まで回復することができない状態となっている。さらに昨今では対米国との関係悪化からトルコリラは売られやすい地合いとなっており、他の2通貨は上昇基調にあるものの、トルコリラだけが弱い展開となっている。
結局、メキシコペソ/円が一番安定しており、通貨による含み損も他の通貨に比べると短期間でより浅いものだった。一番パフォーマンスが悪かったのはトルコリラ/円で、年初からプラス圏で推移していた期間も短く、深押しとなる場面が見られた。