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イールドスプレッドで12月18日の米国株市場を先取り!

  • 2019/12/18
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数とも上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことで、イールドスプレッドは三指数ともに前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。三指数ともに高値圏で推移している一方で、米長期金利も1.80%台後半まで上昇してきたことで過熱感が出始めてきた。重要イベントを通過したことで、昨日から次の材料探しの展開となっている。米長期金利の上昇が進むようなら、早々にNY株式に割高感が強まる。そのため、今後米長期金利が低下するのか、上昇するのか重要なポイントとなる。

 

NYダウは上昇した。5日SMAの28,136ドル、10日SMAの27,982ドル、25日SMAの27,928ドルがサポートラインとして意識される。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっている。ただ、やや過熱感が出てきている。今後も長期金利の動向次第で米国株の割高・割安感が意識されるようになる。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。割高になると米国株を売って、安全資産である債券などに資金がシフトされやすくなり、米国株の下落調整しやすい地合いとなる。一方で過剰に売り込まれるようなら、米長期金利の低下にともなって一気に割安感が出る。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.171%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・12月16日:▲3.187%⇒12月17日予想▲3.181%

 

12月17日のNYダウは小幅上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.171%から▲0.99%と平均値よりかい離していることで割高になっている。18年12月3日の天井▲3.069%まで▲0.112%に接近してきた。19年4月25日の天井3.048%まで▲0.133%に接近してきた。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利がわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。11月住宅着工・建設許可件数や鉱工業生産が予想を上振れ、買いが先行した。また、前週に米中が貿易交渉の『第1段階』の合意に達したことが引き続き好感された。ゴールドマン・サックスやホーム・デポ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが買われ指数の上昇に寄与した。しかし、英首相が欧州連合(EU)離脱について、通商協議の動向に関わらず2020年末までに完了する方針を示し、今後の混乱を予想する見方から上値は限られた。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.513%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/4/25-▲2.966%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・12月16日:▲3.159%⇒12月17日予想▲3.155%

 

S&P500が上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.513%から▲0.358%とかい離していることで割高になっている。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%まで▲0.424%に接近した。19年4月25日の天井となった2.966%まで▲0.189%に接近した。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.040%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・12月16日:▲1.642%⇒12月17日予想▲1.637%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.040%から▲0.403%と平均値より縮小した。また、18年12月3日の天井となった▲1.198%まで▲0.439%に接近した。19年4月25日の天井となった▲1.468%まで▲0.169%に接近した。

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは1.60%台前半まで低下した。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、指数が上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことで三指数ともに縮小した。米国株は史上最高値近辺に推移しているうえ、米長期金利も1.80%台後半に上昇してきたことで、やや割高感を感じるようになってきた。米長期金利がもう一段上昇すると、一気に米国株に割高感が出てくるので、今後の米長期金利の動向には注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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