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イールドスプレッドで11月5日の米国株市場を先取り!

  • 2019/11/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数とも上昇したうえ米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは連日で前日比縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)する結果となった。三指数とも割高なほどは買われているわけではないものの、過去のイールドスプレッドと比較して目に見えて割安感が薄れてきている。1日発表の10月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る伸びとなり、米景気先行きへの懸念が後退した。投資家のリスク選好意欲が回復する中、NYダウは史上最高値を更新した。ロス米商務長官が中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置緩和を示唆したことから、米中貿易協議の進展を好感した買いも入った。

 

NYダウは、5日SMAの27,223ドルや10日SMAの28,059ドルが上向きとなっており、短期的な上昇基調は継続している。ただ、前日のロウソク足に対して窓を空けて上ヒゲ小陽線で終了していることから、今晩窓を空けて下落すると下落基調の切っ掛けとなりやすい。その中、米長期金利は4日現在1.777%と再び上昇してきた。今後も長期金利が上昇するようなら米国株の割高感が意識される。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。割高になると米国株を売って、安全資産である債券などに資金がシフトされやすくなり、米国株の下落調整しやすい地合いとなる。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.395%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・11月4日:▲3.635%⇒11月4日予想▲3.548%

 

11月1日はNYダウが上昇したうえ、長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは連日前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.395%から▲0.847%と平均値よりかい離が縮小している。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.678%と縮小した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.490%と縮小した。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.554%と縮小した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。1日発表の10月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る伸びとなり、米景気先行きへの懸念が後退した。投資家のリスク選好意欲が回復する中、NYダウは史上最高値を更新した。ロス米商務長官が中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置緩和を示唆したことから、米中貿易協議の進展を好感した買いも入った。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.708%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・11月1日:▲3.550%⇒11月4日予想▲3.467%

 

S&P500が上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.708%から▲0.241%と平均値より縮小している。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.402%より縮小。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.414%とイールドスプレッドは縮小。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.535%縮小した。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.712%より縮小した。イールドスプレッドは以前より縮小してきたことで割安感も薄れてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.061%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・11月1日:▲2.061%⇒11月4日予想▲1.975%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.250%から▲0.275%と平均値より縮小した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.204%下回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.353%縮小した。19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.408%と縮小した。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.523%縮小した。

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。割高にはなっていないが、イールドスプレッドが2%以下まで縮小してきており、以前ほどの割安感も払しょくされてきた。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、連日指数が上昇したうえ米長期金利も上昇したことで縮小する結果となった。米国株は割高感を感じるまでは買われていないが、全般米国株への割安感は薄れてきている。割高・割安感がないということは見方を変えれば、上振れ・下振れしやすいとも言える。米長期金利が引き続き上昇すると、米国株に割高感が出てくるので、今後の米長期金利の動向には注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

 

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