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イールドスプレッドで10月24日の米国株市場を先取り!

  • 2019/10/24
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数ともに小幅に上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことで、イールドスプレッドが全般縮小した。ただ、三指数とも割高なほど買われているわけではないものの、三指数ともに過去のイールドスプレッドと比較して目に見えて割安感が薄れてきている。米国決算発表が続いているが、この時期は決算絡みで自社株買いが出来ないため、上下に振れやすい時期にある。ただ、決算発表後は再び自社株買いが入りやすいことで、上下に振れる展開となりやすい。

 

NYダウは、25日SMAの26,727ドルがサポートとして意識され下げ止まる展開となった。しかし、5日SMAがわずかに下向きとなり短期的な上昇基調にブレーキがかかっている。5日SMAが10日SAMを下抜け寸前となっている。徐々に上値を切り下げる展開となっていることから、調整的な下落には注意が必要となる。また、イールドスプレッドに割安感はなくなっており、米長期金利も1.7%台半ばに上昇してきており、さらに長期金利が上昇するようなら割安感がさらに薄れる可能性がある。そのため、上ヒゲロウソク足が増えてきおり、上値の重さが意識される。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.404%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月22日:▲3.652%⇒10月23日予想▲3.641%

 

10月23日はNYダウが小幅上昇したうえ、長期金利もわずかに上昇したことから、イールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.404%から▲0.763%スプレッドがかい離が縮小した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.585%と縮小した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.397%と縮小した。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.461%と縮小した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。ボーイングの7-9月期決算は大幅な減収減益となり予想も下回ったが、運航停止中の『737MAX』に関して同社が強気な見通しを示すと買い戻しが進んだ。キャタピラーも決算は低調だったが、決算説明で経営陣が中国販売の底入れ見通しに言及すると買いが優勢になった。一方、半導体などハイテク株の一角に売りが出て相場の上値を抑えた。欧州連合(EU)が英国の離脱延期申請を全会一致で支持したことで、合意なきEU離脱への懸念が後退したものの、引け後に予定される多数の主要企業決算を見極めたいとの思惑から小動きとなった。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.742%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・10月22日:▲3.617%⇒10月23日予想▲3.601%

 

S&P500が上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.742%から▲0.141%と平均値より縮小している。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.268%より縮小。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.280%とイールドスプレッドは縮小。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.401%縮小した。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.578%より縮小した。イールドスプレッドは以前より縮小してきたことで割安感も薄れてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.278%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・10月22日:▲2.117%⇒10月23日予想▲2.107%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.278%から▲0.171%縮小した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.072%下回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.221%縮小した。19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.276%と縮小した。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.391%縮小した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、以前ほどの割安感は出ていない。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、株価指数が上昇したうえ米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは縮小する結果となった。米国株は割高になるほどまでは買われいないが、全般米国株への割安感は薄れてきている。見方を変えれば、上振れ・下振れしやすいとも言える。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

 

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