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イールドスプレッドで10月7日の米国株市場を先取り!

  • 2019/10/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数ともに上昇したものの、米長期金利が横ばいだったことで、イールドスプレッドの縮小も限定的となった。そのため、三指数ともに割安感が残っている。米長期金利が低下するようなら、米国株価指数の下押しも限定的になりやすい地合いとなっている。

NYダウは、10月3日に200日SMAと260日SMAまで下落後、下ヒゲを伴って戻り基調となった流れが4日も続いた。9月米雇用統計が想定以上の悪化しなかったことで、過度な景気減速感が和らいだことや、10-11日の米中閣僚級貿易協議への期待感が広がったことでリスク選好の動きが強まった。一方で、FRBによる追加利下げ観測も強く米長期金利の上昇を抑えた。8月は100日SMAがレジスタンスとして意識されていたが、一気に上抜け5日SMAをも上抜けた。しかし、上値では75日SMAの26,654ドルや、下向きとなっている10日SMAの26,678ドルがレジスタンスとして意識される。一方で、下値目処では、200日SMAの25,868ドルや260日SMAの25,749ドルがサポートラインとして意識される。イールドスプレッドでは割安感残っていることから、下押しも限定的となりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.613%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月3日:▲4.071%⇒10月4日予想▲4.000%

 

10月4日はNYダウは上昇した一方で、米長期金利はほぼ横ばいとなったことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.613%から▲0.613%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.226%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.038%と下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.102%とかい離した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。そして、米長期金利が横ばいだったことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債を買う方が良いことになる。米9月雇用統計の結果を受け、過度な景気減速感が和らいだことや、米中貿易摩擦の緩和期待もありリスク選好の株高となった。一方で、追加利下げの思惑も強く米長期金利も横ばいで推移した。イールドスプレッドが▲4.0%台を維持しており割安感は残っている。株価が上昇しても、米長期金利が横ばいだったり低下すると、イールドスプレッド縮小が抑えられる。そのため、米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.944%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・10月3日:▲4.022%⇒10月4日予想▲3.948%

 

S&P500が上昇した一方で、米長期金利が横ばいだったことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.944%から+0.004%と平均値をわずかに上回った。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.079%と上回った。19年6月3日の大底となった3.881%から+0.067%とイールドスプレッドが上回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.054%下回った。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.231%とかい離した。イールドスプレッドは縮小したものの割安感は残っている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.460%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・10月3日:▲2.482%⇒10月4日予想▲2.432%

 

NASDAQは上昇した一方で、米長期金利が横ばいだったことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.460%から▲0.028%下回った。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.253%上回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して+0.104%上回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%から+0.049%と上回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.066%かい離した。

 

NASDAQのイールドスプレッドが縮小したものの、かい離幅が拡大していることから割安感は残っている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、株価指数は上昇し米長期金利が横ばいだったことでイールドスプレッドは縮小する結果となった。しかし、米国株に割安感が残っている。米国の景気減速懸念や世界的な景気減速懸念もあって、米長期金利は低下基調にある。そのため、米国株の下押しも限定的になりやすく、米長期金利が低下するようなら過度な割安感が出てくる。そのため、今後も米長期金利の動向にも注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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