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イールドスプレッドで10月4日の米国株市場を先取り!

  • 2019/10/04
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数ともに上昇したものの、米長期金利が大幅低下したことでイールドスプレッドは三指数ともに拡大した。そのため、割安感が強まってきた。

NYダウは、200日SMAと260日SMAまで下落後、下ヒゲを伴って戻り基調となった。米9月ISM非製造業景況指数が市場予想を下回ったことから、NYダウは下落基調となったものの、FOMCによる追加利下げ観測が強まったことが好感され持ち直す展開となった。今晩も下値目処では、200日SMAの25,853ドルや260日SMAの25,749ドルがサポートラインとして意識される。イールドスプレッドで割安感が出ていることから、下押しも限定的となりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.601%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月2日:▲4.046%⇒10月3日予想▲4.084%

 

10月3日はNYダウは上昇したものの、米長期金利も大幅低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.601%から▲0.517%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.142%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を+0.046%と上回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.018%とかい離した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。しかし、米長期金利が大幅低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債を買うよりもNYダウを買う方が良いことになる。昨日も米経済指標悪化を受け米国株が大幅続落となったうえ米長期金利も低下した。しかし、今月のFOMCで利下げの思惑からNYダウは反転してプラス圏に持ち直した。一方で、米長期金利は低下したことからイールドスプレッドは▲4.0%台を維持し割安感が強まった。株価が上昇しても、それ以上に米長期金利が低下すると、イールドスプレッドは拡大する。そのため、米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.933%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・10月2日:▲3.999%⇒10月3日予想▲4.018%

 

S&P500は上昇したものの、米長期金利が大幅低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.933%から+0.085%と平均値をわずかに上回った。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.149%と上回った。19年6月3日の大底となった3.881%から+0.137%とイールドスプレッドが上回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から+0.016%上回った。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.161%とかい離した。イールドスプレッドは、以前の割安に近づいてきている。S&P500は上昇したものの、米長期金利が急低下してきたことで割安感が出てきている。米長期金利の動向が重要なポイントとなっている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.453%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・10月2日:▲2.468%⇒10月3日予想▲2.487%

 

NASDAQは上昇したものの、米長期金利も大幅低下したことでイールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.453%から+0.034%上回った。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.308%上回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して+0.159%上回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%から+0.104%と上回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.011%かい離した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、かい離幅が拡大してきていることから急速に割安感が出てきている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、株価指数は上昇したものの、米長期金利が低下したことでイールドスプレッドは拡大する結果となり米国株に割安感が強まった。米国の景気減速懸念や世界的な景気減速懸念もあって、米長期金利は低下基調にある。そのため、米国株がもう一段下落する一方で、米長期金利が低下するようなら過度な割安感が出てくる。そのため、今後も米長期金利の動向にも注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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