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イールドスプレッドで9月10日の米国株市場を先取り!

  • 2019/09/10
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場は三指数上昇と下落のまちまちの動きとなった。ただ、米長期金利が大幅に上昇したことでイールドスプレッドは三指数とも縮小する動きとなった。しかし、三指数ともまた割安感は残っている。そのため、上昇基調が継続する可能性がある。

NYダウは、75日SMAと100日SMAがレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっていたが、明確にレジスタンスを上抜けしている。そのため、上値追いの期待が膨らむ。短期的にも5日SAMと10日SMAが上昇基調となっている。そのため、下落基調では一転して75日SMAの26,357ドルやと100日SMAの26,305ドルがサポートラインとして意識される。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.559%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・9月6日:▲3.964%⇒9月9日予想▲3.875%

 

9月6日はNYダウは上昇し、米長期金利も上昇したことから、イールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.559%から▲0.684%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.351%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.163%、19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.227%とかい離した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利も上昇たことで、イールドスプレッドは前日比では縮小した。米国債に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債を買った方が良いということになる。イールドスプレッドは一時期より縮小してきており、4%台を割り込んできたこから割安感も徐々に薄れてきている。今後も、米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.875%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・9月6日:▲3.897%⇒9月9日予想▲3.875%

 

S&P500は若干下落したものの、米長期金利が大幅に上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.882%から▲0.007%と平均値と再びかい離した。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.006%と上回っているものの、19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.006%とイールドスプレッドとかい離した。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%とは▲0.125%と19年8月15日の▲4.179%も▲0.304%とかい離した。イールドスプレッドは縮小してきており、過度な割安感が払しょくしてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.384%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・9月6日:▲2.329%⇒9月9日予想▲2.256%

 

NASDAQは下落したものの、米長期金利が大幅に上昇したことで、イールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.384%から▲0.128%かい離した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.077%を上回っている。さらに、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.072%下回った。さらに、19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.127%と19年8月15日の大底となった▲2.498%から再び▲0.242%かい離した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは縮小してきており、過度な割安感は薄れつつある。そのため、利益確定売りも入りやすくなり、上値を抑える可能性がある。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは米長期金利の大幅上昇から、縮小傾向が強まった。米中貿易摩擦激化懸念の後退から、米長期金利が上昇基調になったことでイールドスプレッドも縮小傾向にある。イールドスプレッドは、まだ高水準にあり株価への割安感は残っている。そのため、下落相場では押し目買いが入りやすい地合いとなっている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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