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ドル/円欧米タイム市場動向!
- 2016/02/27
- NYタイム
★上海総合指数が引けにかけて底堅く推移したことを支えに112.56円の安値から切り返した。欧州市場朝方の取引では、中国上海で開催されるG20の会合を控えて、リスク回避のポジション解消によるドル買い・円売りの流れが持続した。ただ、113円台ではドルの戻り売りが根強く、一段の円売りは抑制されもみ合い相場となった。欧州株が総じて大きく買われていたため、リスク選好的な動きが広がったが、日経平均先物が上げ幅を縮めたため、112.71円まで上値を切り下げた。その後、米商務省が発表した10-12月期の米国内総生産(GDP)改定値が実質で予想を上回ったことや、メスター米クリーブランド連銀総裁が、『3月利上げは選択肢としてあるべきだ』、『緩やかな米国の利上げは、なおも妥当な見方』などと発言したこともドル買いを加速させた。一旦ドル買い一巡後は上値が重くなったが、1月米個人消費支出(PCE)や1月個人所得、1月米PCEデフレータ、2月米消費者態度指数などの経済指も軒並み市場予想を上回ったことで、ドル買いが再燃した。米長期金利が上昇したことを受けて一時113.98円まで上昇した。節目となる114.00円の上値が重く、その後は高値圏でのもみ合い相場となった。