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日経225日足ではレンジ相場入りか!
- 2019/05/27
- アジアタイム
★日経225の日足では、18年12月26日安値と19年3月25日安値を結んだトレンドライン(S1)を窓を空けて下抜けアイランドリバーサルを形成し下落基調が強まった。
しかし、下値・上値の抵抗帯となっている19年3月25日安値の20,911円がサポートして意識されているようだ。
一旦5月14日が底値となり戻り基調となったが、5月24日に再び下落した際にサポートとして意識され、下値を切り上げる展開となっている。
ただ、上値には5日SMA(赤線)の21,211円、10日SMA(黄線)の21,192円、100日SMA(黒線)の21,172円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。また、75日SMA(緑線)の21,454円がレジスタンスして意識され、75日SMA近辺では機関投資家などからの利益確定売りが入りやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、緩やかに上向きは維持しているものの、%DとSlow%Dが重なりあっていることから、弱い戻り基調となっている。
まとめると、下値の節目は20,911円前後となっているものの、上値も各SMAが上値を抑える展開となっており、もみ合いレンジ相場となりやすくトレンドの出にくい基調となっている。明確な売り買い材料が出てくるまでは、狭いレンジ内の展開となりやすく、今年の3月の相場のようにもみ合いが続く可能性が高い。そのため、トレンドが出にくいことから短期売買が良さそうだ。
日米金利差が縮小傾向にあることから、ドル/円の上値も重い。そのため、米国の債券金利の上昇が日本株の支援材料となる一方で、引き続き日米金利差が縮小するようなら円高による日本株安につながりやすい。米国債券金利が注目ポイントとなる。