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イールドスプレッドで3月11日の米国株市場を先取り!

  • 2019/03/09
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

3月8日(金)の米国3市場は、NYダウ:22.99ドル安の25,450.24ドル、S&P500:5.86ポイント安の2,7843.07ポイント、NASDAQ:13.32ポイント安の7,408.14と3指数ともに下落した。一方、米長期金利は、引き続き2.70%割れの2.632%に低下(価格は上昇)した。『7日付けPERと株価から逆算』して3月8日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.41倍、S&P500:16.99倍、NASDAQ:23.62倍と、3指数ともに低下(割安)した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:14.98倍、S&P500:16.59倍、NASDAQ:21.75倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に8日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.462%、S&P500:▲3.254%、NASDAQ:▲1.602%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。米長期国債金利は、2月米雇用統計で景気動向を示す非農業部門雇用者数が大幅に予想を下回り、米景気の先行きに不安が広がると安全資産とされる米国債に買い(金利は低下)が入った。利回りは一時2.6051%前後と1月4日以来およそ2カ月ぶりの水準に低下した。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

8日(金)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.449%⇒▲3.462%となり拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.764%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.393%へ縮小してきている。NYダウは、米2月雇用統計で、景気動向を示す非農業部門雇用者数が大幅に予想を下回り、米景気の先行きに不安が広がった。前日のECBの年内利上げ断念や本日の低調な中国貿易収支などを受けて、世界的に景気が減速していると懸念されており、米株の重石となった面もある。指数は一時220ドル超下げた。ただ、引けにかけては下げ幅を縮めた。足もとで相場下落が続いたあとだけに短期的な戻りを期待した買いが入り相場を支えた。 VIX指数は16.33から16.05へ低下した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.231%⇒▲3.254%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。S&P500も連日の下落で割高感が徐々に払拭されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.615%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.523%へ縮小してきている。

 

 NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.586%⇒▲1.602%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.577%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.404%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、サポートラインとして意識されていた25日SMA25,612ドルも下抜けした。25日SMAを下抜けたことで、200日SMAの25,128ドルが視界に入ってきている。米2月非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことを受け、世界的景気減速懸念が広がり押し下げ要因となった。この問題は長引きそうな様相である。ただ、4日から5日続落となったことで、週末を控えて買い戻しも入った。イールドスプレッドから徐々に過熱感は緩和されてきているが、割安とはなっていない。S&P500は、200日SMAの2,751ポイントを下抜けしてきており、辛うじて260日SMAの2,736ポイントがサポートとなり下げ止まっている。一方、NASDAQも200日SMAの7,480ポイントを下抜け、260日SMAの2,422ポイントをわずかに下抜けてきていることから260日SMAがレジスタンスとなり調整が続く可能性がある。 

3指数ともにストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%Kが%Dを下抜け両線ともかい離幅を広げながら下向きとなっていることから、下押しの勢いが強いことを示している。そのため、下落基調が継続する可能性がある。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.302%、S&P500:3.549%、ナスダック:2.012%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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