株式・FX・商品情報
5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利低下でドル売り!
- 2019/02/20
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、ドルインデックス指数が小幅上昇したことで、ドルは全般小高く推移した。なお、欧州株は前日比小幅安で開始した。欧州株が再下落したが、欧州通貨が対円を中心に上値を伸ばしたことからドル高が持続した。黒田日銀総裁が衆院の財務金融委員会で『必要となれば追加緩和も検討する』と述べたこともドルの下支えとなった。欧州株が軒並みマイナス圏で取引されると、欧州通貨が対ドルで売られたが、ドル/円は110.70円で小動きとなった。
NYダウが安く始まったことや、米長期金利の低下を手がかりにした売りに押された。ただ、NYダウの売りが一巡すると下げ渋る展開となったため、ドル/円も同様に売りが一服した。NYダウがプラス圏に浮上した動きも下支えに110円台半ばで下げ渋り、110.60円を挟んでもみ合いとなった。米中通商協議やFOMC議事要旨の公表を控えて様子見ムードが強かった。ドルは底堅さを維持しているものの、ドル全面安の流れを受けて一時110.49円付近まで押し戻された。
★欧米主要経済指標
・英・10-12月ILO失業率:4.0%(予想:4.0%、9-11月:4.0%)
・英・10-12月週平均賃金:前年比+3.4%(予想:+3.5%、9-11月:+3.4%)
・英・1月失業率:2.8%(12月:2.8%)
・英・1月失業保険申請件数推移:+14200件(12月:+20200件←+20800件)
・独・2月ZEW景気期待指数:-13.4(予想:-13.6、1月:-15.0)
・米・2月NAHB住宅市場指数:62(予想:59、1月:58)
★欧米市場のポイント
・110.49-82円のレンジ相場
・独2月ZEWが14年12月以来の水準まで低下
・対ポンドや対人民元などでドル安
・米長期金利低下を受けドル売りが優勢
・VIX指数は14.91から14.88へ低下