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イールドスプレッドで1月10日の米国株市場を先取り!

  • 2019/01/10
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

1月9日(火)の米国3市場は、NYダウ:91.67ドル高の23,879.12ドル、S&P500:10.55ポイント高の2,584.96ポイント、NASDAQ:60.08ポイント高の6,957.08と、3株価指数とも3日続伸した。一方、米長期金利は低下して2.710%となった。『9日付けPERと株価から逆算』して10日付け予想PER計算すると、NYダウ:15.53倍、S&P500:16.46倍、NASDAQ:22.89倍と3株価指数ともに上昇した。このPERを基に9日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.729%、S&P500:▲3.365%、NASDAQ:▲1.659%と、三指数ともイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)となった。FRB要人によるハト派発言やFOMC議事要旨の内容が追加利上げに対する慎重姿勢が見られたことで、米長期金利が低下したこともイールドスプレッドの縮小を促した。

 

NYダウの昨年の年初来底値時のイールドスプレッドを参考にする。4月2日に付けた年初来安値時のNYダウ:▲3.579%、S&P500:▲3.145%、NASDAQ:▲1.640%や、2月9日の反転時となったNYダウ:▲3.300%、S&P500:▲2.756%、NASDAQ:▲1.313%だった

 

9日(水)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.734%⇒▲3.729%となり縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。9日に終了した米中間の貿易協議が順調だったと報じられると、投資家心理が改善し買いが広がった。米FOMC議事要旨では『多くのメンバーは追加利上げについて辛抱強くなれると判断した』ことが明らかになり、金利引き上げを急がない姿勢が示されると一時200ドル近く上昇した。ただ、トランプ米大統領は民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務との会談を『時間の無駄』として退席したと伝わると伸び悩んだ。 VIX指数は20.47から19.98へ低下した。VIX指数が20を割ったのは12月3日以来となった。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.371%⇒▲3.364%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。ただ、連日4月2日及び2月9日のイールドスプレッドを上回っていることから、S&P500も割安感は残っている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.677%⇒▲1.659%となり、イールドスプレッドは縮小した。連日2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回っていることから、NASDAQも割安感残っている。米3指数の中ではNASDQ指数が一番イールドスプレッドが縮小した。前日に続きハイテク株への買いが続いている。

 

米中貿易協議が進展したことや、原油価格の持ち直しなどから米国株価は回復基調となった。ただ、トランプ米大統領は民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務との会談を『時間の無駄』として退席するなど、米国の一部政府機関閉鎖の解決目処は立っていないため警戒は怠れない。また、英国が欧州連合(EU)から何の取り決めも結ばないまま3月にEUを抜ける『合意なき離脱』となる可能性もある。英国議会での採決は15日の予定となっている。そのため、割安感だけでは持ち直す要因とはなりにくい。ただし、昨年の安値圏でのイールドスプレッドを上回っていることから、現状のところでは戻りは速いものの過熱感は見られない。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.445%、S&P500:3.619%、ナスダック:2.058%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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