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イールドスプレッドで1月7日の米国株市場を先取り!

  • 2019/01/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

1月4日(金)の米国3市場は、NYダウ:746.94ドル高の23,433.16ドル、S&P500:84.05ポイント高の2,531.94ポイント、NASDAQ:275.36ポイント高の6,738.86と、3株価指数とも大幅上昇となった。一方、米長期金利は前日比大幅上昇し2.670%と再び2.60%台を回復した。『3日付けPERと株価から逆算』して4日付け予想PER計算すると、NYダウ:15.24倍、S&P500:16.10倍、NASDAQ:22.03倍と3株価指数ともに大幅した。このPERを基に4日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.892%、S&P500:▲3.541%、NASDAQ:▲1.869%と、三指数ともイールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)となった。リスク選好の動きが強まり、米長期金利が6日営業日ぶりに大幅上昇したことで三指数ともイールドスプレッドが急速に縮小した。

 

NYダウの年初来底値時のイールドスプレッドを参考にする。4月2日に付けた年初来安値時のNYダウ:▲3.579%、S&P500:▲3.145%、NASDAQ:▲1.640%や、2月9日の反転時となったNYダウ:▲3.300%、S&P500:▲2.756%、NASDAQ:▲1.313%だった。

 

4日(金)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲4.226%⇒▲3.892%となり、大幅に縮小した。米中両政府が7-8日に貿易問題を巡る次官級協議を開くことが決まると、米中通商摩擦に対する懸念が後退した。また、良好な12月米雇用統計も投資家心理の改善につながり、大幅高で始まった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が『必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある』『(利上げについて)我々は辛抱強くなれる』との考えを示すと、投資家の不安がさらに後退しリスクを取る動きが優勢になり、一時830ドル超上げた。 VIX指数は 25.45から21.38へ大幅に低下した。一方で長期金利は、良好な米雇用統計を受けて景気減速懸念が後退したことで債券売り(金利は上昇)を促した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.869%⇒▲3.541%となり、イールドスプレッドは大きく縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。ただ、連日4月2日及び2月9日のイールドスプレッドを上回っていることから、S&P500も割安感は残っている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲2.179%⇒▲1.869%となり、イールドスプレッドは大きく縮小した。連日2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回っていることから、NASDAQも割安感残っている。米3指数の中ではNASDQ指数が一番イールドスプレッドが縮小した。前日の米アップルによる業績見通しの下方修正を受けてハイテク関連株が大きく売られた反動で戻りも大きかった。

 

前日の世界的景気減速懸念やアップルの業績下方修正を嫌気し世界的な株価の混乱となったことがウソのようなリスク選好の買いとなった。米中主要経済指標や米中要人発言で、しばらくの間は不安定な動きとなりやすい。米中貿易摩擦の終焉は見えず、米国の一部政府機関閉鎖も継続しているため、警戒は怠れない。そのため、割安感だけでは持ち直す要因とはなりにくい。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.690%、S&P500:3.868%、ナスダック:2.309%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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