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イールドスプレッドで1月4日の米国株市場を先取り!

  • 2019/01/04
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

1月3日(木)の米国3市場は、NYダウ:660.02ドル安の22,686.22ドル、S&P500:62.14ポイント安の2,4447.89ポイント、NASDAQ:202.43ポイント安の6,463.50と、3株価指数とも大幅下落となった。一方、米長期金利は前日比低下し2.554%と2.60%台を割り込んだ。『2日付けPERと株価から逆算』して3日付け予想PER計算すると、NYダウ:14.67倍、S&P500:15.47倍、NASDAQ:21.08倍と3株価指数ともに下落した。このPERを基に3日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲4.263%、S&P500:▲3.910%、NASDAQ:▲2.190%と、三指数ともイールドスプレッドは前日比で大幅拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。リスク回避の動きが強まり、米長期金利が大きく低下したことで三指数ともイールドスプレッドが拡大した。

 

NYダウの年初来底値時のイールドスプレッドを参考にする。4月2日に付けた年初来安値時のNYダウ:▲3.579%、S&P500:▲3.145%、NASDAQ:▲1.640%や、2月9日の反転時となったNYダウ:▲3.300%、S&P500:▲2.756%、NASDAQ:▲1.313%だった。

 

3日(木)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.999%⇒▲4.263%となり、大幅に拡大した。米アップルによる業績見通しの下方修正を受けて、中国を中心とした世界的な景気減速への懸念が強まり売りが膨らんだ。12月米ISM製造業景気指数が予想を大幅に下回ったことも投資家心理を冷やし、下げ幅は一時700ドルを超えた。アップル株はアナリストによる投資判断や目標株価の引き下げも相次ぎ、10%近く急落した。中国向け売上比率が高いキャタピラーやボーイングも大幅に売られた。VIX指数は 23.22から25.45へ上昇した。4月2日や2月9日の安値圏でのイールドスプレッドと比較するとかなり拡大してきており割安感が出てきている。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.681%⇒▲3.910%となり、連日4月2日及び2月9日のイールドスプレッドを上回っていることから、S&P500もかなり割安感が出てきている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.976%⇒▲2.190%となり、連日2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回っていることから、NASDAQもかなり割安感出ている。米3指数の中ではNASDQ指数が一番イールドスプレッドが拡大した。米アップルによる業績見通しの下方修正を受けてハイテク関連株が大きく売られた。

 

年末年始に公表された中国の製造業関連指標が節目となる50を下回るなど、世界的な景気減速感が出始めていたところに、アップルの業績下方修正がトリガーとなり世界的な株価の混乱となった。3株価指数ともNY市場では大幅下落していたことから、リスク回避の米債券買い(金利は低下)したことで、株価に割安感が再燃している。ただ、世界景気が再び浮上するような要因も出ていないことや、米国ハイテク企業への影響も不透明感が強いことで、しばらくの間は不安定な動きとなりやすい。そのため、割安感だけでは持ち直す要因となりにくい。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.577%、S&P500:3.774%、ナスダック:2.207%に徐々に近づいており、一旦は下げ止まりの節目となりやすい。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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