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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 6日以来の113円台回復!
- 2018/12/11
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が下げ渋り米長期金利も低下幅を縮小する中、ドル売りは一巡した。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。その後、欧州株が下げ渋り、日経先物も反発となるにつれ、ドルは底堅く推移した。米長期金利が先週末終値水準を回復したことにつれ、ドルの買い戻しが優勢となった。ただ、ポンド絡みの取引が中心となったため、高値圏で方向感を欠いた動きとなった。
対ポンド中心にドル高が進んだ流れに沿って円売り・ドル買いが先行し、6日以来となる113円台を一時回復した。ただ、米国経済の先行きに対する警戒感や米中貿易摩擦に対する懸念から、NYダウが下げ幅を拡大したことで、ドルの上値を抑えた。欧州通貨に対してドルが強含んだものの、NYダウが一時500ドルを超える下げ幅を見せただけでなく、欧州株も軒並み大幅下落したことで円買いも散見され112.90円を中心に小動きとなった。その後、米国株が急速に下値を切り上げるとドル/円も買い戻しが入った。
★欧米主要経済指標
・英・10月鉱工業生産:前月比-0.6%(予想:+0.1%、9月:0.0%)
・英・10月製造業生産:前月比-0.9%(予想:0.0%、9月:+0.2%)
・英・10月貿易収支:-118.73億ポンド(予想:-105.00億ポンド、9月:-106.81億ポンド←-97.31億ポンド)
・米・10月JOLT求人件数:707.9万件(予想:710万件、9月:696万件←700.9万件)
★欧米市場のポイント
・112.54-113.29円のレンジ相場
・英政府がEU離脱を取り消さずとの見解を示す
・メイ英首相がEU離脱協定案の採決延期を表明
・イタリア財政懸念とフランス抗議デモの悪影響
・NYダウは一時500ドル超下落/VIX指数は22.64
・米長期金利が上昇(価格は下落)