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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米中間選挙が予想通りの結果でリスク選好!
- 2018/11/08
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、米中間選挙開票結果を受けた乱高下は一服となったが、ドルの戻りは弱く113.10円付近で推移した。なお、欧州株は堅調に取引を開始した。米長期金利が低下幅を拡大し、日米金利差縮小を意識した売りが入った。ただ、欧州株高を背景に、クロス円が再上昇となったことでドル/円も下げ渋った。NYダウ先物や日経先物が上昇幅を広げる中、ドル全面安も進展し、ドル安・円安が交錯しドル/円も113.00円台でもみ合った。
113.00円割れ水準で下値の堅さを確認すると、米長期金利の低下幅縮小に伴って下値を切り上げた。NYダウ先物の堅調な動きも好感したリスクオンの円売りの動きが見られる中、113.30円近辺まで下値を切り上げた。その後、米中間選挙の結果を受けた動きは一巡し、113.30円台でもみ合いとなった。米30年債入札が低調だったとの見方から米長期金利が低下幅を縮めると、全般ドル買いが強まった。ただ、米国株の大幅高を受けたリスク選好の円売りは限定的だった。トランプ米大統領がツイッターで『セッションズ司法長官の事実上の更迭』を発表すると円買い・ドル売りが入る場面もあったが、反応は一時的だった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・9月小売売上高:前月比0.0%(予想:+0.1%、8月:+0.3%←-0.2%)
・英・10月ハリファックス住宅価格:前月比+0.7%(予想:+0.8%、9月:-1.4%)
・米・9月消費者信用残高:+109.23億ドル(予想:+150.00億ドル、8月:+228.77億ドル←+200.78億ドル)
★欧米市場のポイント
・112.94-113.60円のレンジ相場
・米中間選挙が予想通りの結果による安心感
・米30年債入札が低調となり金利低下幅縮小
・セッションズ司法長官の事実上の更迭で円買い反応
・NYダウは545ドル高、VIX指数は19.91から16.36へ低下