★ドル/円の日足では、10月11日以降上限を25日SMA（青線）112.86円と下限75日SMA（緑線)111.85円のレンジ相場となっている。ただ、両線とも上向きを継続していることから、中期的には、レンジの上限と下限は徐々に切り上がってきている。

短期的には、ロウソク足が5日SMA（赤線)112.40円の上方に位置しており、5日SMAも上向きとなっていることで、上昇基調は継続している。10日SMA（黄線）112.33円は下向きとなっているものの、サポートとして意識されやすい。

ストキャスティクス･スロー(パラメータ：14、3、3、20、80）は、戻り基調から％Kが％Dを下抜けしてきており、再び下落基調を示現している。

日足では、トレンドレスで方向感のないもみ合い相場となっていることから、レンジ上限近辺では売り目線、レンジ下限では買い目線で見ていきたい。また、レンジ上下限を抜けたらトレンドが出やすくなるので、トレンドと反対のポジションを保有している場合はストップロスも考慮する必要が出てくる。レンジ相場が長くなればなるほど、放れた際は大きなトレンドとなりやすいので注意が必要となる。