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米ドル/円はやや下落 新興国通貨売られる (日足チャート)
- 2018/08/30
- アジアタイム
(今週は、米蔵の代役を山口が務めます。)
30日19時20分現在の米ドル/円は111円半ばで小動き。本日は111.755で寄り付き、高寄りした日経平均株価が前日比でマイナス圏まで値を下げるとリスク回避により一時は111.500まで下落。
その後、は111.70まで戻すも欧州勢参入後には時間外のダウ先物や日経平均先物が下落し、111.60を割り込む展開となっています。
【通貨の強弱】
※東京金融取引所のデータを元にフジトミが作成
上の図は、日本円を基準に昨日の終値に対する本日19時20分頃の価格の各通貨の騰落率を示したものになります。
日本円、スイスフラン、豪ドルが買われ、トルコリラ、南アランド、NZドルが売られる展開となっていることがわかります。
本日はインドルピーが史上最安値を更新、インドネシアルピアが3年ぶりの安値をつけたことから、総じて新興国通貨が売られる展開となっています。
特にトルコリラは、トルコのファンダメンタルだけでなく、本日はトルコ市場が戦勝記念日で休場で流動性が低いことから、他の通貨に比べて下げ幅が大きくなっています。
【米ドル/円 日足チャート】
米ドル/円の日足チャートは昨日の終値ベースで一目の雲の上限を上回りましたが、本日はこれを維持できるかどうかがポイントです。NYタイムでリスクオン相場に変わってくるようであれば、再度、底堅い展開が期待できます。