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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 行って来い相場!
- 2018/08/23
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、ドルは概ね前日比小幅高水準で底堅く推移した。欧州株は高安まちまち、日経先物は小幅高となった。
トルコリラの底堅い値動きを背景にユーロの上昇基調が鮮明となり、ユーロ/ドルが節目の1.16ドル付近に水準を切り上げたことを受け、ドルに下押し圧力がかかった。米株先物は下落し、米長期金利回は2.82%台で推移した。
その後、昨日のトランプ米大統領から犯罪行為の指示を受けたと長年の個人弁護士が法廷で証言したことや2016年大統領選のトランプ陣営選対本部長に有罪評決が下されたことへの警戒感からドルが失速し弱含んだ。ただ、小安く始まった米国株相場がプラス圏を回復すると徐々にドルの買い戻しが強まった。ドル売りが一服すると、ポジション調整と思われるドル買いが優勢となったものの、依然として110.50円台ではドル売りが持ち込まれた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月31-8月1日分)では、早期利上げについて言及されるも、利上げペースの速まりを示唆するものではなく、米長期金利が2.81%半ばへ低下し、為替はドル売りにやや傾いた。しかし、弱含むも直ぐに反発、110.50円台でじり高となった。
FOMC議事要旨では、経済の力強さに対応するために近い将来利上げを実施する可能性について討議された一方、経済に打撃を与える貿易戦争の可能性について懸念を示したことが分かった。楽観と警戒が入り混じる内容となったため相場の反応は限られた。
★欧米市場のポイント
・110.20-61円のレンジ相場
・110.50円超ではドル売り圧力も強い
・米7月中古住宅販売件数は予想を下回る
・FIMC議事要旨の影響は一時的
・NY時間中盤以降は110円台半ばでもみ合い