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ドル/円は61.8%で反発半値押しを回復!
- 2018/08/14
- アジアタイム
★ドル/円の日足では、半値押しが重要ポイントとなっているが、一旦下抜けしたものの早期に回復する強い展開となっている。
これは3月26日が底値となり5月21日まで円安が進行した後、調整下落となった際に半値押しとなる107.99円がサポートとして意識された延長となっている。そのため、半値押しを下回ることなく5月29日108.08円を底値に7月19日高値113.17円まで上げた。今回の下落調整でも半値押し110.63円が意識されたものの、下抜けしてしまった。しかし、61.8%押しとなる110.02円がサポートとして意識され、直ぐに半値押しを上抜ける回復基調となっている。そのため、反転期待が膨らむ。
ただし、7月19日の高値から8月1日の高値では上値を切り下げ、7月26日安値を昨日下抜けた。そのため、上値・下値を切り下げる展開となっている。
8月1日の高値112.15円を上回るかが今後の展開の焦点となる。
半値押しを上抜けてきたことで、次の目標値は38.2%押しとなる111.23円となる。
トルコ絡みの過度なリスク回避の動きは一旦後退しているものの、米国とトルコ間で何も解決していないことから、リスクは残っている。また、他のドル建て債務の多い新興国通貨安にも飛び火していることから、トルコだけでなく他の新興国リスクも高まっていることには警戒刷る必要がある。また、北半球ではサマーバケーション期に入っており、市場参加者が減少する中、ボラティリティも高まりやすい。