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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 近くて遠い112円台!
- 2018/08/01
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、日銀政策決定会合の結果を受け、円が軟調に取引された。日銀による量的緩和の縮小を見込んでいた海外ファンド勢などから、円売り戻しの動きが持続した。日銀のフォワードガイダンス導入など、強力な金融緩和を継続するための枠組み強化決定の発表を受けて円売りが強まった。ただ、米長期金利低下を背景に111.50円を挟んでドル買いも一服した。
22時過ぎに『米国と中国は貿易戦争の緊張緩和を目指して協議を再開することを検討』との一部報道で円売り地合いを後押しした。また、良好な米経済市場も支えに一時111.96円まで上値を伸ばした。ただ、NYダウが180ドル超高と堅調な米株式相場を支えに111円台後半で底堅く推移したが、112円を前にして足踏みとなった。
111円後半の底堅さは継続されたものの、NYダウが上昇幅を縮小する中でドルの上値を試すような勢いは出なかった。
★欧米市場のポイント
・112.00円を目前に上値の重い展開
・日銀政策決定会合の結果を受け総じて円軟調
・米中通商協議再開報道でリスク選好
・良好な米経済指標が相次いだ