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利上げ後の南アランド/円の60分足!
- 2016/01/29
- アジアタイム
★昨晩南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利を現行の6.25%から6.75%に引き上げることを決めたと発表しました。その後、ランド/円は一時7.37円まで値を上げました。しかし、今回の会合で0.5%の利上げは、市場が予想していた通りでした。そのため、反応は一時的なものになりました。
会合後のクガニャゴ中銀総裁は、『世界景気の減速リスクが増大している』、『世界的なインフレ圧力は抑制的』、『依然として南アランド下落と賃金上昇率がCPIのリスク』などと発言しています。
利上げ発表後はランド高・円安になりましたが、ジリジリと円高方向に戻ってきています。24時間線(緑:日足では1日線)の7.299円が下値支持ラインとなるかが注目点ですが、MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインの上方からMACDとシグナルがデットクロスしています。さらに、ストキャスティクススロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、買われ過ぎの80%域から%Kが下向きとなっています。そのため、下落基調が強まっています。
他の下値では、雲の上限と時間線(青:日足では3日線)の7.240円ところ、90時間線(紫)の7.224円、120時間線(赤:日足では5日線)の7.310円などが下値支持ラインとなります。ただ、120時間線を割り込んできますと、日足の5日線に下に下落したことで、下落基調が早まる可能性があります。
★本日の南アフリカのイベント
○15:00 12月南アフリカマネーサプライM3(予想:前年比9.75%)
○21:00 12月南アフリカ貿易収支(予想:49億ランドの黒字)