★NZ準備銀行は日本時間早朝の政策金利会合で2.5％に据え置くことを発表しました。しかし、同時に発表した声明でインフレを引き上げるために一段の緩和が必要になる可能性を指摘したことから、NZドル売り・円買いの動きが強まりました。そのため、76.01円と76円割れ寸前まで売り込まれましたが、240時間線（茶：日足では10日線）が下値支持ラインとなったことや、明日の日銀政策会合での追加緩和期待から円売りフローが観測されたことで、小幅に値を戻す展開となりました。ただ、上値には120時間線（赤：日足では5日線）や雲の下限が上値を抑える展開となっています。

MACD(パラメータ：12、26、9）ではゼロライン近辺からMACDが横ばいとなっていることで、トレンドの出ないもみ合い相場となっています。また、ストキャスティクススロー（パラメータ：14、3、3、20、80）でも、％Kと％Dが横ばいとなっています。

NZドル/円は上値に抵抗ラインが多く重たい展開が予想されます。また、下落した際でも240時間線の下値が意識され76円近辺では買い支えられる可能性があります。