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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 イタリア・スペインの影響は現状は軽微!

  • 2018/05/29
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、イタリア株が伸び悩む中、ユーロがアジア市場での上昇幅を縮小した。ドル/円も109.40円台でドルが伸び悩んだ。ドルインデックス指数が94台を回復したことで、全般的にドルが底堅い展開となった。ロンドン市場が『スプリング・バンクホリデー』の休場で薄商いの中、スペインを含めた政治リスクへの警戒からユーロ/円は安値圏で推移したが、ドル/円は小動きの展開だった。イタリア政治混乱が嫌気され、伊FTSEMIB株価が2%超の大幅下落となったことを背景にドル/円も109.30円前後で日中安値を更新した。イタリアやスペインの政局不安を背景に投資家がリスク回避姿勢を強め円買いが優勢となり、一時109.21円まで下げた。米国市場がメモリアルデーの祝日で休場。取引参加者が激減しているため、109.30円台で値動きが鈍った。新規材料難から次第に値動きが細った。NY時間午後に入り、手掛かり材料難にくわえ、市場参加者の減少でさらに値動きが細った。

 

イタリアの右派政党『同盟』のサルビーニ党首が『ルールが変わらなければEUに留まる意味はない』との見解を示したこともあり、イタリア国債や株式が一転下落するとユーロ売りが加速した。『スペイン議会が不信任投票のプロセスを開始』との報道も売りを誘い、先週末安値の1.1646ドルを下抜けた。イタリア新首相に指名されているコンテ氏の組閣に反対したマッタレッラ大統領が28日、国際通貨基金(IMF)元エコノミストのカルロ・コッタレッリ氏に組閣を要請したことがわかると、1.1639ドルと昨年11月13日以来の安値を付けた。
 なお、コッタレッリ氏は『イタリア大統領からの総選挙前の組閣要請を受け入れた』『総選挙は2019年初めに行われる可能性』『信認を得られなければ、総選挙は8月以降となるだろう』などの見解を示した。イタリアやスペインの政局不安を背景に全般ユーロ売りが先行した。ユーロ/円を中心にクロス円が下落した流れに沿って一時109.21円まで値を下げたものの、前週末の安値109.13円が目先のサポートとして意識されると徐々に買戻しが進んだ。

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