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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 中東リスクの高まりを嫌気!

  • 2018/05/01
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が上昇して始まったことを背景に欧州勢がドル買いで参入した。衛星権の弱体化懸念が浮上してポンド/ドルが下落したきっかけに、ドル買いが徐々に優勢となった。一時109.33円前後に上値を伸ばしたが、ポンド/円などクロス円の下落に戻りを圧迫されると109.25円前後でドルが上げ渋る展開となった。対欧州通貨を中心にドル買いが強まり、ドル/円もつれ高気味となった。米3月個人消費支出(PCE、季節調整済み)は前月比0.4%増、PCEコアデフレータは前月比0.2%増といずれも市場予想通りの結果となった。一時109.43円と日通し高値を付けたものの、前週末の高値を付けたものの、前週末の高値109.54が目先レジスタンスとして意識されると上値を切り下げた。 109.35円を挟んだ水準でのもみ合いとなっていたが、一時109.45円まで値を上げた。市場では『ロンドンフィキシングに絡んだドル買いが入った』との指摘があった。一時180ドル超上昇したNYダウが下げに転じたことで円買い・ドル売りが優勢となった。米長期金利の低下に伴うドル売りも出た。中東情勢の悪化懸念が再燃した。就任したばかりのポンペオ米国務長官が初めての中東訪問でイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イラン核合意を『欠陥がある』と批判。ネタニヤフ首相は演説で、『イランは核兵器開発で機密計画を持っている』と訴えた。イラン核合意からの米国の離脱懸念も根強いことが嫌気され、NYダウが下落し、米長期金利が2.96%から2.93%へ低下したことを受けドル売りが強まった。一時109.09円付近に下落したものの、アジア時間に付けた日通し安値109.02円が目先サポートとして意識されるとドルの買い戻しが入った。引けにかけて米長期金利の低下一服を受けて109.30円台までか戻された。

 

イランに絡んだ中東リスクが再燃したことで、米国株が下落し米長期金利も低下したことから、ドル売りが強まった。109.10-109.40円近辺での動きとなり、大きな値動きにはなっていない。

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