フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

5分足で分かるドル/円欧州市場動向 貿易戦争激化の警戒感からリスク回避!

  • 2018/03/02
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0302

 

★欧州市場朝方の取引では、106.80円前後での小動きが続いていたが、対ユーロでドルが買い戻されると106.90円の高値を付けた。欧州勢本格参入後、ドルは小動きながらも前日の流れを引き継いで全面高地合いを維持し、106円台後半でこう着化した。欧州株が全面安となり、米長期金利が2.83%台まで低下し、リスク回避的なムードが広がり、円買いが優勢となった。欧州市場中盤の取引では、株価の下落を背景に、ドル買いが全般優勢となったが、米長期金利低下に戻りを圧迫した。その後、米長期金利が低下幅を縮めたことや、NYダウ先物の持ち直しなどを手掛かりに円売り・ドル買いが優勢となった。日経先物が190円安からプラス圏に浮上したほか、米長期金利も低下幅を縮めたことで107.05円まで買いが進んだ。その後、NYダウが150ドル超下げたうえ、日経先物も200円安まで急失速すると106.80円台まで伸び悩んだ。米国株相場が不安定な動きとなる中、トランプ大統領が『鉄鋼、アルミ輸入に関税を賦課する』と述べたことでNYダウが一時380ドル超下落すると円買い・ドル買いが強まった。米保護貿易主義への懸念が台頭すると、NYダウが一時550ドル超下落し円買い・ドル売りが膨らんだ。米週次新規失業保険件数がほぼ50年ぶり低水準となったほか、2月ISM製造業景況指数も2004年5月来で最高に達しドル買いが一時優勢となった。しかし、トランプ米大統領が、鉄鋼やアルミニウムに大幅な追加関税を課す計画を発表すると、貿易戦争が激化するとの警戒感からドル売り、リスク回避の円買いに拍車がかかった。

 

米国の追加関税を課す計画の発表とともに、右肩下がりの円高進行となった。またNYダウも420ドル超の下落となったことで、アジア市場でもリスク回避の動きが強まる可能性が高い。テクニカル的にも、上値・下値を切り下げる典型的な下落トレンドとなっており、106円台割れのストップロスを巻き込む円高には注意が必要となる。

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー