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くりっく株365日経225の勢いを探る!
- 2018/02/06
- アジアタイム
★くりっく株365の日経225の下げの勢いを探るにはボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)が役立つ。ボリンジャーバンドの±3σがエクスパンション(拡張)していることから、下げの勢いが強いことを示している。また、バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)もボリンジャー%Bとシグナルがかい離幅を広げながら上向きとなっており、勢いが強いことを示している。
そのため、まずはプラス3σが内向きになるまでは下落の勢いが強いことを示していることから、プラス3σを注視する必要がある。プラス3σが内向きになってくると、下落の勢いが鈍化していることを示す。また、その際にボリンジャー%Bも横向きから低下傾向になることで、バンド幅が縮小に向かっていることを示す。さらに、マイナス3σも内向きとなってきたら、戻り基調になっていることを示す。
まずは、プラス3σの動向が重要ポイントなる。
一目均衡表の雲の下限を下抜けしていることや、26期間先の先行スパン1と先行スパン2にネジレが生じており、先行スパン2が上になったことで、下落トレンド入りしていることを示している。
今回の下げの要因は、金融不安や金融危機ではなく、米長期金利の急速な上昇が主因となる。そのため、FRBが市場に向かって、イエレン元FRB議長の路線を踏襲していくことを伝えるだけでも、市場の安定化に向かう可能性が高い。このような大きな下げの場合は『金融不安や金融危機』が主因なのかを考えることが重要となる。ゴルディロックス相場にホコリがたったことで、しばらくは不安定な動きになりやすいが、下落の勢いが鈍化していくと押し目買いが入りやすくなる。