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日米金利差とドル/円相場の相関崩れる!
- 2018/02/02
- アジアタイム
★ドル/円の変動要因のひとつとして日米金利差の伸縮があげられる。日米金利差が拡大すると円安になりやすく、金利差が縮小すると円高になりやすい。今まではそのような動きとなっていたが、昨年12月28日以降は逆相関の動きとなっている。
このまま、日米金利差拡大と円高という逆相関が継続するとは思えない。要するに、日米金利差拡大が間違っているのか、それとも円高進行が間違っているのかである。
1月に著名投資家のガンドラック氏は『米長期金利が2.63%を超えたら上昇に歯止めがかからなくなり、米株にも影響を与える』と言っていた。同氏が言っていたように、2.63%を超えてから早々に米長期金利は上昇してきた。
また、同氏が言うように米国株に影響を与え始めるようなら、リスク回避の債券買いから日米金利差は縮小となり、円高進行が正しかったことになる。一方で、米国株が底堅さが継続するなら、より日米金利差が拡大しリスク選好の円安となりやすく、円高進行は間違っていたことになる。
ちょうど現在は相場の節目にあるように思え、近い将来市場は整合性のとれた相場へと調整される。