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米財務長官発言でドルが持ち直し!
- 2018/01/31
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、先週末からのドル高・円高の流れが一段と進行し、108.70円前後でドルが軟調推移した。その後も原油価格の下落、欧州株全面安、米長期金利が2.69%台に低下し、108.60円台でもみ合いとなった。欧州勢本格参入後、米長期金利低下を受け、全般的にドル売りが優勢となった。一時108.50円と日通し安値を付けたものの、前日安値108.51円が目先サポートとして意識されるとやや下値を切り上げた。NYダウが300ドル超安まで下げたこともあってドル売りが再開した。ムニューシン米財務長官が『長期的な米国の利益にかなう強いドルを支持』『介入のない自由な為替市場を支持』などと述べると一時108.93円付近まで値を上げた。ドルの買い戻しが一巡すると、一時NYダウが410ドル超下落したことが重しとなり、徐々に上値が重くなった。
米1月消費者信頼感指数が予想を上回ったほか、ムニューシン米財務長官の発言で、米国のドル高政策を確認したためドル売りが後退した。ただ、108円台後半では上値の重い展開となった。NYダウが360ドル超下落して終了したことから、アジア株も下落が予想され、リスク回避の円買いにつながりやすい。ただ、日本時間AM11:00からトランプ大統領の一般教書演説が予定されており、内容次第では大きく振れる可能性があるので、注意が必要となる。