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ドル/円60分足ではネジレで円高加速!
- 2016/01/20
- アジアタイム
★日経平均株価が大幅下落したことで、リスク回避の円買いの動きが強まっています。1月14日以降のドル/円の60分足では、一目均衡表の雲のネジレで円高が加速し、雲の下限での動きとなっています。19日PM12:00 に付けた安値117.22円が意識されています。現在雲の下限となっている117.38円が上値抵抗ラインとなり、もみ合い相場となっています。
価格帯別出来高では、節目となる117円近辺の出来高が多いことから、下値支持ラインとなりますが、その出来高を割れてしまうと、買い方からのロスカットが入りやすく16日AM3:00に付けた安値116.495円が意識されます。
MACD(パラメータ:12,26,9)では、ゼロライン近辺で下向きとなっています。下落基調ながらも、MACDはこのゼロライン近辺でもみ合うことも多くあります。また、ストキャスティクススロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%Kと%Dがデットクロスしながら下向きを維持しています。そのため、下落トレンドが持続する可能性があります。
今後の注目点は、下値支持ラインとなっている117.22円を下回り、117.00円を目指して下落基調となるかです。オシレータのMACDや%Kが横向きになるまでは、下落リスクが高まります。
ただ、日経平均株価も前場終値が1万6685円まで下落していることや、円高基調が続いていることで、日銀の追加緩和期待も徐々に高まってきています。また、春季労使交渉が19日からスタートしていますが、年明けからの円高・株安が進み企業の業績に不透明感が増したことが賃上げの逆風になっています。そういう意味でも28-29日の日銀金融政策決定会合に注目が集まります。