★欧州市場朝方の取引では、ドルは主要通貨に対して軟調。欧州株は前日比高安まちまちで取引開始した。ムニューシン米財務長官が『ドル安は貿易にとってよいことだ』と発言したことでドルは下落した。欧州市場中盤では、ムニューシン米財務長官の発言を受け戻り売り圧力根強く、109.52円付近にドルが下値を広げて日中安値を更新した。日経先物は50円安に続落したが、NYダウ先物は反発を維持した。その後は、NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ち状態で、109.50円を挟んでもみ合いとなった。米12月中古住宅販売件数が市場予想を下回ったことで再びドル売りが再開した。米国の保護主義貿易、ドル安政策の思惑を受けたドル売りに加えて、株式相場が下落に転じたため、リスク回避の円買いも再燃し、一時昨年9月来の108円台へ下落した。売り一巡後はひとまず下げ止まり、急ピッチで下落した反動でショートカバーが入った。NY時間午後になると新規材料難から小動きの展開となった。