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トルコリラ/円は戻り基調だが??

  • 2018/01/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • 欧州タイム

TXTRJPY0105

 

★イランの金融制裁逃れをほう助したとして起訴中のトルコ国営銀行幹部に対して米裁判所は3日、有罪判決を下した。この判決を受けてトルコ政府は『国際的なクーデターの企てであり不当』と非難した。昨年末にはビザ発給業務が正常化されたことで緊張感がやや緩和していただけに再び暗雲が立ち込めている。 また、国内の高インフレ。3日に発表された12月消費者物価指数(CPI)が前年比で11.92%上昇と先月に付けた14年ぶりの水準からはやや鈍化したものの、依然として中銀予想値の9.5%上昇を大幅に上回った。中銀は先月、8カ月ぶりに利上げを実施したが、現状では追加利上げの可能性が高く、政府からの一段の利下げ圧力を掛けられながらの緩和政策を不安視する声は多い。

 

トルコリラ/円の9月18日直近高値32.41円と11月28日直近安値28.00円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。

重要なポイントとなる50.0%戻し30.20円は目前にあるものの、上抜けするには悪材料が多過ぎるとも言える。下値ではフィボナッチ38.2%戻し29.68円がサポートとなりやすいが、流動性に欠けるトルコリラだけに白銀比率29.8%29.31円やフィボナッチ23.6%29.04円も視野に入れる必要がある。

ただ、裁判の判決が出たのは3日であり、同日に12月消費者物価指数が公表されたことで、市場ではこの悪材料を消化されている可能性もある。

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