先週末の米国株式市場は上昇。Ｓ＆Ｐ500種は前日比0.89％高、NYダウは143.08ドル（0.58％）高の24651.74ドルで取引を終了。ナスダック総合株価指数は反発し、前日比80.057ポイント（1.16％）高い6936.583で終えた。法人税減税を含む米税制改革の実現への期待が相場を底上げさせた。税制改革法案に反対を表明していたコーカー議員が、支持に回る意向を示したことで、議会通過の可能性が強まった模様だ。この日は株価指数先物、株価指数オプションなど４つの取引期日が重なるクアドラプル・ウィッチングで、商いは活況だった。米取引所の合算出来高は約１０７億株だった。
　本日の日経平均は米国株高を好感し上昇か。15日のOSE225先物3月限ナイトセッションは、OSE日中取引比160円高の22680円で終えた。

【買い材料】

・米国株式市場　3指数がそろって最高値更新　税制改革法案通過を確実視
・NYダウ上昇（24651.74、+143.08）
・ナスダック上昇（6936.58、+80.06）
・SOX指数上昇（1250.89、+18.46）
・米共和党、税制改革法案・最終案の概要発表　法人税21％へ
・NY原油先物続伸　57ドル台で底堅く推移（57.30、+0.26）
・NY為替　米税制改革法案への期待高まり、ドル円は反発
・恐怖指数VIXは9.42、前日比低下
・CME225先物は大阪取引所比で上昇、22685で引け
・アベノミクス再起動
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い

【売り材料】

・トランプ政権のロシア疑惑
・欧州政情不安
・中東、北朝鮮地政学リスク

【その他注目点】

・歯愛メディカルがジャスダックに新規上場
・ジーニーがマザーズに新規上場
・ナレッジスイートがマザーズに新規上場
・すららネットがマザーズに新規上場

・米債券市場　米税制改革案の年内成立期待で、米債は売りが先行
・欧州債　英債は続伸、離脱交渉への期待高まらず
・NY金先物3日続伸も、ドル高で上げ幅縮小（1257.5、+0.4）

・米12月NY連銀製造業景況指数 +18.0〔予想 +18.6〕（前回発表値 +19.4）
・米11月鉱工業生産（前月比）+0.2％〔予想 +0.3％〕　（前回発表値 +0.9％）
・米11月設備稼働率 77.1％〔予想 77.2％〕（前回発表値 77.0％）
・米10月対米証券投資 +232億ドル（前回発表値 809億ドルの流入）

・米大統領の安保戦略「中国は競争相手」と明示へ、18日に公表＝高官～ロイター
・米カリフォルニア州の山火事「トーマス」、史上3番目の規模に
・ロシア中銀、政策金利を7.75％に　予想以上の引き下げ幅
・ポルトガル格付けを「BBB」に引き上げ 見通しは「安定的」－フィッチ
・金正日氏死去６年、静かに追悼

《スケジュール》

08:50　　11月貿易統計
08:50　　日銀・企業短期経済観測調査
10:10　　国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下と5年超10年以下)(日本銀行)　

19:00　　11月ユーロ圏消費者物価指数（ＨＩＣＰ）改定値
22:30　　10月対カナダ証券投資
24:00　　12月全米ホームビルダー協会（ＮＡＨＢ）住宅市場指数

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