先週末の米国株式市場は上昇。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比0.55％高の2651.50で終え、NYダウは117.68ドル（0.48％）上昇し24329.16ドルで取引を終えた。ナスダック総合株価指数は３日続伸し、27.240ポイント（0.39％）高の6840.081で終えた。11月の非農業部門雇用者数の伸びは市場の予想を上回り、失業率は17年ぶり低水準にとどまった。また、米政府機関の一部閉鎖を巡る警戒感の後退もリスクオンムードを高め、買いが優勢になった。英国のＥＵ離脱交渉で、メイ英首相とユンケル欧州委員長が８日、離脱条件について大筋合意。欧州株式市場では、英国やドイツなど欧州の主要株式市場が総じて上昇したことも好感された。
　OSE225先物３月限ナイトセッションは、日中取引比30円高の２万2820円で取引を終了した。本日の日経平均は、米株高を好感し堅調地合いか。一方で、明日から開催される米ＦＯＭＣを前に様子見ムードが漂う場面もあるかもしれない。

【買い材料】

・米国株式市場 雇用統計受けて景気に対する楽観強まる　3指数がそろって続伸　テクノロジー株は4日続伸
・NYダウ上昇（24329.16、+117.68）
・ナスダック上昇（6840.08、+27.40）
・欧州株式市場上昇、英FT100はブレグジット大筋合意で強含み　独仏は続伸　銀行株が堅調を牽引
・NY原油先物続伸、中国の原油需要増も追い風に（57.36、+0.67）
・恐怖指数VIXは9.58、前日比下落
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（22845、+55）
・米税制改革実現への期待
・アベノミクス再起動
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い

【売り材料】

・トランプ政権のロシア疑惑
・ドイツ混迷による政治リスク
・欧州政情不安
・中東、北朝鮮地政学リスク

【その他注目点】

・NY為替　ドル円伸び悩み、米11月平均時給+0.2％
・米債券市場まちまち、政府機関閉鎖回避でリスク選好地合い
・米国債は下落、10年債利回り2.38％
・欧州債下落、ブレグジット交渉で大筋合意
・NY金先物続落、金の下落基調が継続　ＮＹ金は週間で５月以来の大幅安、米利上げ見通しで（1248.4、-4.7）

・米11月非農業部門雇用者数 +22.8万人〔予想 +20.0万人〕（前回発表値 +26.1万人）
・米11月失業率 4.1％〔予想 4.1％〕（前回発表値 4.1％）
・米11月平均時給（前月比）+0.2％〔予想 +0.3％〕（前回発表値 ±0.0％）
・米12月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 96.8〔予想 99.0〕（前回発表値98.5）・米10月卸売在庫・確報値（前月比）-0.5％〔予想 -0.4％〕（前回発表値 -0.4％）
・米10月卸売売上高（前月比）+0.7％〔予想 +0.8％〕（前回発表値 +1.3％）

・米朝対立「最も危険」と認識一致～ロイター
・米国務省、入国制限措置を施行　イスラム圏や北朝鮮含む8カ国対象
・米ＦＲＢが新たな参照金利、来年第2四半期に公表開始
・米国の北朝鮮担当特別代表、日本とタイを訪問へ
・ＪＰモルガンやシティ、ビットコイン先物の清算に応じない意向＝ＦＴ

《スケジュール》

08:50　　10－12月期法人企業景気予測調査
08:50　　11月マネーストックＭ２

18:00　 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
12日01:30　　米財務省、3年債（240億ドル）入札
12日03:00　　米財務省、10年債（200億ドル）入札

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