株式・FX・商品情報
日経平均、続落か 米株安を嫌気
- 2017/12/06
- アジアタイム
米国株式市場は下落。S&P500種株価指数は前日比0.37%安の2629.57で終え、NYダウは109.41ドル(0.45%)安の24180.64ドルで取引を終了した。ナスダック総合株価指数は3日続落し、13.153ポイント(0.19%)安の6762.213で終えた。11月のISM非製造業総合景況指数は市場の予想を下回ったものの、水準自体は引き続き高水準だった。米税制改革法案の審議の行方を見極めたいとのムードが広がったことや、米雇用統計の発表も控え、利益確定売りを先行する動きが優勢となった。
前日のOSE225先物12月限ナイトセッションは、OSE日中取引比70円安の22540円で終えた。日経平均株価は、続落スタートか。前日の米株安を嫌気した売りが先行となりそうだ。ロシアゲート疑惑や北朝鮮問題も上値の重しに。前場、下落となれば、後場の東京株式市場で、日銀によるETF(上場投信)買いの思惑も浮上して、下げ渋る展開が想定される。
【買い材料】
・NY外為市場 ドル引き続き上昇、税制改革法案に期待
・NY原油先物小反発、引き続き減産延長合意が下支え(57.62、+0.15)
・アベノミクス再起動
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
【売り材料】
・米国株式市場 3指数が下落
・NYダウ下落(24180.64、-109.41)
・ナスダック下落(6762.21、-13.15)
・欧州株式市場反落、ブレグジット協議難航と独大連立協議警戒で
・恐怖指数VIXは11.29、前日比下落
・CME225先物は大阪取引所比で下落(22470、-140)
・トランプ政権のロシア疑惑
・ドイツ混迷による政治リスク
・欧州政情不安
・サウジの政策の先行きに対する不透明感
・北朝鮮地政学リスク
【その他注目点】
・国交省、所有者不明の土地、公共利用容易に
・米債券市場反発、ECBによる年末に向けた買い入れ前倒しで
・欧州債反発、ECBによる年末に向けた買い入れ前倒しで
・NY金先物続落、ドル高で金の持ち高調整が継続(1264.9、-12.8)
・米10月貿易収支 -487億ドル〔予想 475億ドルの赤字〕(前回発表値 435億ドルの赤字)
・米11月ISM非製造業景況指数 57.4〔予想 59.0〕(前回発表値 60.1)
・米11月マークイット総合PMI・確報値 54.5 (前回発表値 54.6)
・米上院銀行委、パウエル氏の次期FRB議長指名承認
・米下院、6日につなぎ予算の採決実施=議事運営委員長
・米特別検察官、ドイツ銀にトランプ大統領の口座情報求める=関係筋~ロイター
・ロシア、北朝鮮への影響行使する用意 米朝の戦争シナリオ存在=外務次官~ロイター・ロシア選手団の平昌五輪派遣禁止
《スケジュール》
10:30 政井貴子日銀審議委員、あいさつ
09:30 7-9月期豪国内総生産
16:00 10月独製造業新規受注
17:15 11月スイス消費者物価指数
18:00 インド中銀、金融政策決定会合
19:30 メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
21:00 MBA住宅ローン申請指数
22:15 11月ADP全米雇用報告
22:30 7-9月期カナダ労働生産性指数
22:30 7-9月期米非農業部門労働生産性改定値
24:00 カナダ銀行(BOC、中央銀行)、政策金利発表
7日00:30 EIA週間在庫統計
☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740