★欧州市場朝方では、米長期金利が低下となったことを背景に、ドルは主要通貨に対して伸び悩む展開となった。欧州株が全面的に下げ、米長期金利が2.32％まで低下したことで、リスク回避的なムードのなかで、円買いが優勢となった。米長期金利低下が一服すると、ドル売りも一巡となったが、ドルの戻りは弱かった。米長期金利が低下したことを背景に日経先物が下落したことも重しとなり、日と押し安値となる113.93円まで値を下げた。一目均衡表転換線の113.84円がサポートとして意識されるとやや下値を切り上げた。手がかり材料に乏しいなか、114.10円を挟んでも見合い商状となった。米長期金利の低下に伴う円買いが入り一時113.73円と日通し安値を付けた。日経先物の下落も相場の重しとなった。113.70円台で下げとまるも戻りに鈍い展開となった。アジア訪問中のトランプ大統領が日本を含め対米貿易黒字国に対し、貿易不均衡是正を要求していく方針を再表明、年内の税制改革成立への不透明感もくすぶり米長期金利低下でドル売り・円買いが強まった。