米国株式市場は上昇。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比0.8％高の2581.07で取引を終え、NYダウは33.33ドル（0.14％）上昇して23434.19ドルで取引を終えた。ナスダック総合指数は2.2％の上昇となった。S&P500種指数とナスダック指数は高値を更新した。７～９月期の米実質国内総生産（ＧＤＰ）速報値が前期比年率換算で３％増と市場予想を上回り、相場の支えとなった。７～９月期決算で市場の予想を上回ったマイクロソフトやインテルなどが買われ、指数を押し上げた。
　先週末の日経先物12月限ナイトセッションは、日中取引比20円安の２万2030円で取引を終えた。ドル円相場の上昇一服が上値を抑えた。
　本日の日経平均は米株上昇を好感して続伸か。日米で良好な決算発表が相次いでいることなどが心強い。一方で、円安基調一服と節目2万2000円を上回ったことから利益確定売りも出やすい地合いでもある。本日はメガバンク株に注目が集まりそうだ。日経聞などは「３メガバンクが大規模な構造改革（リストラクチャリング）に動く」と報じている。

【買い材料】

・米国株式市場 ナスダック、S&P500が最高値更新　アマゾンが2桁上昇
・NYダウ上昇（23434.19、+33.33）
・ナスダック上昇（6701.26、+144.49）
・欧州株式市場続伸、IBEX35はカタルーニャ混迷で下落
・ロンドン株式市場続伸、ポンド安が追い風
・NY原油先物続伸、OPEC減産期待とパウエル期待で（53.90、+1.26）
・恐怖指数VIXは9.80、前日比低下
・Ｓ＆Ｐ、イタリアを「ＢＢＢ」に格上げ　見通し「安定的」
・アベノミクス再起動
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い

【売り材料】

・米大統領選へのロシア疑惑で初の訴追
・米政権の財政政策に対する不透明感
・カタルーニャ自治権停止へ、欧州政情不安
・トルコの対米強硬姿勢
・北朝鮮地政学リスク

【その他注目点】

・日銀金融政策決定会合（1日目）
・欧州・英国は29日から冬時間に移行済み
・３メガが大規模リストラへ　三菱ＵＦＪ９５００人　みずほ１万９０００人 – SankeiBiz

・ロシア中銀、政策金利を8.50％から8.25％へ引下げ　年内追加利下げの可能性
・CME225先物は大阪取引所比で変わらず（22050、±0）
・米債券市場反発、次期議長タカ派テイラー氏でない可能性
・欧州債続伸、カタルーニャ情勢混迷で安全資産買いに
・ユーロの下げ週間で今年最大、カタルーニャ情勢受け＝ＮＹ為替市場
・NY金先物反発、ドル高もカタルーニャ問題で小幅高（1271.8、+2.2）

・米7-9月期GDP・速報値（前期比年率）+3.0％〔予想 +2.5％〕（前回発表値 +3.1％）
・米7-9月期個人消費・速報値（前期比年率）+2.4％（前回発表値 +3.3％）
・米7-9月期GDPデフレーター・速報値（前期比年率）+2.2％〔予想 +1.8％〕（前回発表値 +1.0％）
・米7-9月期コアPCEデフレーター・速報値（前期比年率）+1.3％〔予想 +1.3％〕(前回発表値 +0.9％）
・米10月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 100.7〔予想 100.9〕（前回発表値 101.1）

・トランプ大統領、次期ＦＲＢ議長にパウエル氏指名の可能性＝関係筋～ロイター
・米政権のロシア疑惑で初の訴追へ
・Ｓ＆Ｐとフィッチが英格付け据え置き、ＥＵ離脱の不透明性を警告
・カタルーニャ州で独立反対派が大規模デモ
・カタルーニャ独立へ国際支持なし
・サウジ皇太子、原油減産延長への支持を再表明
・中国人民銀行、ネット通じた融資への監督を強化＝経済誌「財新」

《スケジュール》

08:50　　9月商業販売統計速報
10:10　　国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下)(日本銀行)　

15:00　　9月南アフリカマネーサプライＭ３
16:00　　9月独小売売上高指数
17:00　　10月スイスＫＯＦ景気先行指数
18:30　　9月英消費者信用残高
18:30　　9月英マネーサプライＭ４
19:00　　10月ユーロ圏消費者信頼感指数
21:30　 9月米個人消費支出
　　　　 個人所得
　　　　 ＰＣＥコアデフレータ
22:00　　10月独消費者物価指数（ＣＰＩ）速報値

☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740