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欧米タイム直前市場コメント!
- 2016/01/14
- 欧州タイム
★日本12月工作機械受注:前年比大きく下回る
日本工作機械鉱業会は12月工作機械受注(速報)が前年比▲25.8%と発表しました。11月の前年比▲17.7%を大きく下回る結果となりました。
★インドネシアで複数の爆発と発表で株安
インドネシアの首都ジャカルタで複数の爆発と発砲があり、爆発は6回で3人死亡、銃撃戦が続いている模様との報道があり、インドネシア株式市場は下落しています。また、インドネシアルピア売りも優勢となっています。
トルコ南東部の都市デイヤルバクルでも爆発が起き5人が死亡したと報じられています。
★黒田日銀総裁発言ではもはや市場は反応せず
黒田日銀総裁は、第二地銀協会の都内での賀詞交換会で挨拶し、『必要と判断すれば、さらに思い切った対応を取る用意がある』、『できることは何度も やり、2%の物価上昇は必ず実現する』なとと発言しましたが、市場の反応は限定的でした。昨今では黒田日銀総裁の発言では、市場は反応しなくなってきてい ます。
★日経平均株価は大幅下落:米国株安・円高受けリスク回避の売り優勢
前日の米国株式市場が大幅下落した流れを引き継いだほか、ドル/円が円高方向に進行したことも嫌気され、全般に売りが優勢となりました。追証発生に よる損失確定目的の売りも巻き込んで下げ足を速めました。一時700円超の下落となりました。後場の日経平均株価は、下げ幅を一時771円安まで広げ、昨年9月29日以来約3ヵ月ぶりに1万6944円の安値を示現しましたが、その後は下げ渋りとなりました。結局、474円円安の1万7240円と大幅下落して終了しました。
★東京外国為替市場:ドル/円は日本株下落縮小で買い戻される
ドル/円は、午後に日経平均株価が700円超の下落となり節目とされる1万7000円を下抜けると、リスク回避のドル売りが優勢となり、 117.29円まで円高が進行しました。ただ、引けにかけて日経平均株価が下げ幅を縮小すると、ドル買い・円売りが優勢となり117.70円近辺まで戻し ました。ユーロ/ドルは、もみ合い相場に終始しました。ドル/円が下落したタイミングで1.0897ドルの高値をつけたものの、その後は1.0870ドル まで伸び悩みました。
★ドル/円オプションのストライクと行使期日
・120.00円 ⇒ドルコール 15日
・119.90円 ⇒ドルコール 15日
・119.00円 ⇒ドルコール 14日、15日
・118.50円 ⇒ドルプット 15日
・118.00円 ⇒ドルプット 14日、15日
・117.76円(15:31現在値)
・117.65円 ⇒ドルプット 15日
・117.40円 ⇒ドルプット 15日
・117.00円 ⇒ドルプット 15日
・116.90円 ⇒ドルコール 15日、20日
・116.75円 ⇒ドルプット 15日
・116.50円 ⇒ドルプット 14日
・116.45円 ⇒ドルプット 15日
★イラン制裁解除後の原油生産は予定の半分?:原油反発の材料に
長い経済制裁が続いたことから、遊休状態となっていた油田の生産再開が遅れるとの見通しから、予定されていた量の約半分程度になる可能性があるとの 見方が出ています。イランのザンギャネ石油相は、制裁解除から数週間以内に日量50万バレル、半年以内にさらに同50万バレル増やす方針を表明していまし た。制裁は早ければ18日にも解除される可能性があります。イランが迅速に増産の可能性が薄れると、売り方からの買い戻しも入り、一旦反発ということにな る可能性があります。
★欧米イベント
○16:00 12月独卸売物価指数(WPI)
○未定 ポーランド中銀、政策金利発表(予想:1.50%で据え置き)
○20:00 ベイリー・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁、講演
○20:45 JPモルガン・チェース第4四半期決算(予想:1株利益1.270ドル)
○21:00 英中銀金融政策委員会(MPC)2日目、終了後政策金利発表(予想:0.50%に据え置き、資産買取プログラムは3750億ポンドで維持)
○21:00 MPC議事要旨
○21:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(12月3日分)
○22:30 11月カナダ新築住宅価格指数(予想:前月比0.2%)
○22:30 12月米輸入物価指数(予想:前月比▲1.3%)
○22:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:27万5000件)
○22:30 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
○15日03:00 米財務省、30年債(130億ドル)入札
○15日06:00~ インテル第4四半期決算(予想:1株利益0.633ドル)
○ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)