日経平均株価は小幅に反発して、前日比32円16銭（0.15％）高の２万1739円78銭で取引を終了した。米株の下落や円安基調の一服も、好業績主力銘柄が買われ、相場を支えた。一時は８６円高まで上昇したが、前日に通期業績予想の上方修正を発表したファナックが伸び悩むと、上値が重くなった。また、地政学的リスクが懸念から円高基調となると利益確定売りが優勢となった場面が観測された。
　今晩の欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会を見極めたいとのムードが広がる中、CNNの報道＜太平洋上の水爆実験、「文字通り受け止めるべき」 北朝鮮高官＞や朝日新聞の報道＜米海軍第７艦隊、空母３隻体制に　北朝鮮への圧力か＞などから地政学的リスクを連想させ、円高基調が誘発される場面があった。
　ＴＯＰＩＸも反発して、前日比2.47ﾎﾟｲﾝﾄ（0.14％）高の1753.90で取引を終えた。東証１部の売買代金は2兆6333億円、売買高は15億9008万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は1096、値下がりは827、変わらずは109銘柄だった。