米国株式市場は下落。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前週末比0.39％安の2564.98で終え、NYダウは54.67ドル（0.23％）下落して23273.96ドルで取引を終了した。ナスダック総合株価指数も反落し、前週末比42.227ポイント（0.63％）安の6586.826で終えた。連日での過去最高値更新で、高値警戒感もあり利益確定目的の売りが優勢になった。モルガンスタンレーなどのアナリストによる格下げが相次いだゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）が売られたことも、指数の重荷になった。前週末比で６％安、１銘柄で指数を10ドル強押し下げた。9月のシカゴ連銀全米活動指数は市場の予想に反し、前月比でプラスとなった。
　前日のOSE225先物12月限ナイトセッションは、OSE日中比120円安の21620円で取引を終えた。本日の日経平均は16営業日ぶりの反落か。高値警戒感が台頭する中、米株市場の下落や円安基調一服を背景に、利益確定売りが出やすいと想定される。一方で、下値では安倍政権への期待や前場下落となれば、後場の日銀のETF買いもあり下げ幅は限られそうだ。

【買い材料】

・ＮＹ原油は小幅続伸、ＯＰＥＣの減産順守を意識（51.90、+0.06）
・ドル円が一時3カ月ぶり高値、衆院選結果受け＝ＮＹ為替市場
・アベノミクス再起動
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い

【売り材料】

・北朝鮮が生物兵器開発の可能性＝NYポスト
・米国株は下落、市場は企業決算と税制改革に注目
・NYダウ下落（23273.96、-54.67）
・ナスダック下落（6586.83、-42.23）
・恐怖指数VIXは11.07、前営業日比反発
・シカゴ日経平均先物（21650、-90）
・電子部品大手6社、7-9月期受注額最高
・9月百貨店売上、4.4％増
・米政権の財政政策に対する不透明感
・カタルーニャ自治権停止へ、欧州政情不安
・トルコの対米強硬姿勢
・北朝鮮地政学リスク

【その他注目点】

・中国共産党大会閉幕（北京）
・ビットコイン、きょうにも再分裂

・ロンドン株式市場横ばい、銀行株に売り　ＧＫＮ買われる
・米国債は堅調、10年債利回り2.37％
・ＮＹ金は小幅高、ドル伸び悩みや米国債利回り低下で（1280.9、+0.4）

・米9月シカゴ連銀全米活動指数（前回：-0.31→実績：+0.17）

・トランプ氏、確定拠出年金「変更ない」　最上位税率区分新設に否定的
・英中銀のカンリフ副総裁、来月の利上げ支持にあらためて疑念表明

《スケジュール》

10:00　　東芝の臨時株主総会　　　　
10:00　　営業毎旬報告(10月20日現在、日本銀行)　　　　
10:00　　伸銅品出荷統計(9月)　　　　
17:00　　日本銀行が保有する国債の銘柄別残高　　　　
17:00　　日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額　　

15:45　　10月仏企業景況感指数
16:00　　10月仏製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値
16:00　　10月仏サービス部門ＰＭＩ速報値
16:30　　10月独製造業ＰＭＩ速報値
16:30　　10月独サービス部門ＰＭＩ速報値
17:00　　10月ユーロ圏製造業ＰＭＩ速報値
17:00　　10月ユーロ圏サービス部門ＰＭＩ速報値
23:00　　10月米リッチモンド連銀製造業景気指数
25日02:00　　米財務省、2年債（260億ドル）入札

☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740