日経平均株価は14連騰し、前日比９円12銭（0.04％）高の２万1457円64銭で取引を終了した。14連騰は1960年12月21日～61年1月11日以来約56年９カ月ぶりのこととなり、歴代最長記録に並んだ。高値警戒感が台頭する中、スペインのカタルーニャ州の独立問題など欧州の政治リスクや北朝鮮の地政学リスクを警戒からの売りが先行したものの、米上院で2018年度予算決議案を可決したことを好感し、為替相場でドル買いが優勢となり、海外勢を中心とした日経先物買いが観測されプラスに転じた。一方では、週末の衆院選を控え様子見ムードが広がり、売買代金は伸び悩んだ。
　日経２２５オプション１１月限はプットのプレミアムが軒並み上昇となった。権利行使価格２万５００円、２万円のプットが活発に売買され、日経平均の下落に備える動きが観測された。
　ＴＯＰＩＸは10日続伸して、前日比0.60ﾎﾟｲﾝﾄ（0.03％）高の1730.64で取引を終えた。東証１部の売買代金は2兆4705億円、売買高は15億2222万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は890、値下がりは1048、変わらずは93銘柄だった。
　日経先物12月限は14日ぶりの反落で、前日比20円安の21450円で取引を終了した。日経先物は前日まで13連騰して2015年2月12日～3月2日や、2003年5月28日～6月13日(前日比変わらず2回含む)の13連騰記録に並んでいたが、記録更新は出来なかった。