日経平均株価は11日続伸して、前日比80円56銭（0.38％）高の2万1336円12銭で取引を終了した。11日連騰は2015年5月15日～６月１日の12日連騰以来の記録となる。前日の米株高や円安基調継続を好感する買いが優勢だった。朝方の買い一巡後には、高値警戒感から利益確定売りが優勢となり下げに転じる場面が観測されたが、後場にかけて売りをこなして再び値を持ち直した。日経平均の相対力指数（ＲＳＩ）は前日時点で83.3％と2012年12月以来の高水準となり、サイコロジカルラインも11勝１敗（92％）であった。
　引き続き懸念されるのが北朝鮮の動向だ。北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は、国連総会の軍縮委員会で、朝鮮半島情勢について「核戦争はいつ起きてもおかしくない。米本土全体がわれわれの射程内にある」と警告している。
　ＴＯＰＩＸは７営業日続伸して、前日比4.19ﾎﾟｲﾝﾄ（0.24％）高の1723.37で取引を終了し、連日で年初来高値を更新した。東証１部の売買代金は2兆5532億円、売買高は15億9364万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は971、値下がりは931、変わらずは129銘柄だった。