★豪ドル/円の日足では、52基準線（赤線）を下抜けしてきている。6月からの豪ドル高・円安時には52基準線を下ヒゲで下回る場面があったが、終値では52基準線を下回らずに上昇してきた。ただ、10月6日以降は実体で下抜けしてきたことから、52基準線の87.87円が上値抵抗ラインとなりやすい。

また、上値では13基準線（緑線）、6基準線（青線）がデッドクロス寸前となってきている。

基準線はその期間の中心値となる。そのため、52基準線を下抜けたことは、過去の52期間の中心値を下抜けたこととなり、買い方には含み損が発生していることになる。一方で売り方には含み益が出ていることから売り方優位の目線となる。

現在戻り基調となっているが、52基準線近辺では買い方の『やれやれの売り』が入りやすくなり、上値が重くなる可能性が高い。また、52基準線が上値抵抗ラインとなると、含み益を抱えた売り方からの売り乗せも入りやすくなる。

全期間において高値・安値の中心値を下抜けしてきていることから、売りめ目線で見ていきたい。