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米FRB議長後任人事でドルの上値抑える!
- 2017/10/04
- NYタイム
★欧州市場序盤では、米長期金利上昇を受け、本邦からのドル買い需要にも支援されて113.00円台にドルが再上昇した。ドルは堅調地合いを維持して113.10円前後でもみ合い推移した。上値では9月27日高値113.25円前後が意識され、ドルの上値追いの動きは抑制された。欧州市場中盤では、手掛かり材料難のなか、113.00円付近でもみ合い商状となった。NY勢の本格参入や米国株の取引待ちの状態のなか、米経済指標の発表などが予定されていないため、積極的な売買は手控えられた。米長期金利が低下に転じたことを受け、持高調整目的の売りが加速した。一時112.68円付近まで下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値112.66円が目先のサポートとして意識されると下値を切り上げた。NYダウが底堅く推移し市場最高値を更新すると円売り・ドル買いがじわりと強まった。
ハト派として知られるパウエルFRB理事がFRB議長後任人事に浮上したことで、金利先高感が後退し米長期金利が低下する要因となり、ドルの上値を抑えた。