米国株式市場は続伸。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前週末比0.38％高の2529.12で取引を終え、NYダウは152.51ドル（0.68％）上昇して22557.60ドルで取引を終えた。それぞれ、過去最高値を更新した。ＩＳＭが発表した９月の製造業景況感指数は60.8と、市場の予想を大幅に上回り前月比2.0ポイント改善した。13年４カ月ぶりの高水準となった。ラスベガスで銃乱射事件が発生し少なくとも58人が死亡し、イスラム国の関与も懸念されたが株式市場への影響は限定的となった。ナスダック総合株価指数は５日続伸して、前週末比20.759ポイント（0.3％）高の6516.717と連日で過去最高値を更新した。フェイスブックやアルファベットなど主力株の一角が軟調に推移したが、インテルなどの半導体株が買われ、指数を押し上げた。
　本日の日経平均は続伸か。米主要株価指数が過去最高値を更新したことで買いが入りやすい地合いだ。一方で、前日のゴールドマン・サックス証券のＴＯＰＩＸ先物売り越し約3000が気になるところ。

【買い材料】

・米国株式市場、主要指数が終値で最高値更新　堅調な指標を好感
・NYダウ上昇（22557.60、+152.51）
・ナスダック上昇（6516.72、+20.76）
・ＮＹ外為市場、ドル上昇、統計堅調で米経済に強気の見方
・欧州株式市場続伸、英株はポンド安と住宅支援策を好感
・ロンドン株式市場続伸、住宅建設株買われる
・恐怖指数VIXは9.45、前日比低下
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（20470、+60）
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い

【売り材料】

・NY原油先物反落　供給過剰懸念で売りが優勢に（50.58、-1.09）
・ラスベガス乱射で58人死亡・数百人負傷、米史上最悪
・北朝鮮地政学リスク

【その他注目点】

・中国（国慶節）、ドイツ（統一記念日）、休場

・ゴールドマン、ビットコイン取引へ参入
・見本市シーテックきょう開幕

・NY為替、米株の堅調さも、ドル買いは限定的
・米債券市場まちまち、ISM好調で株買い・長期債売りに
・欧州債続伸　経済指標や政治問題で買い優勢に
・NY金先物続落、スペインの混乱契機にドルが全面高

・米9月マークイット製造業PMI・確報値 53.1〔予想 53.0 〕（前回発表値 53.0）
・米9月ISM製造業景況指数 60.8〔予想 58.0〕（前回発表値 58.8）
・米8月建設支出（前月比）+0.5％〔予想 +0.4％〕（前回発表値 -0.6％）

・米政府、現時点で北朝鮮と協議せず＝報道官
・ロシア通信大手、北朝鮮にネット接続提供

《スケジュール》

08:50　　日銀・企業短期経済観測調査（短観・企業の物価見通し、9月調査）
08:50　　9月マネタリーベース
14:00　　9月消費動向調査
14:00　　基調的なインフレ率を捕捉するための指標 (日本銀行)　　　　
17:00　　日本銀行が保有する国債の銘柄別残高　　　　
17:00　　日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額　　

09:30　　8月豪住宅建設許可件数
12:30　　豪準備銀行（ＲＢＡ）政策金利発表
17:30　　9月英建設業購買担当者景気指数
18:00　　8月ユーロ圏卸売物価指数

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