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ドル/円は200日線下抜け上値重い展開!
- 2017/09/22
- 欧州タイム
★ドル/円日足では、昨日200日線(紫線)112.16円を上抜けたものの、北朝鮮を巡る地政学リスクの再燃から再び200日線を下抜けた。ただ、5日線(赤線)111.95円が下値支持ラインとなり、粘りを見せている。5日線を下抜けると、260日線(茶線)111.10円が意識される。
ロウソク足では、前日のロウソク足に対して上値・下値切り下げの陰線となっていることから、下落調整局面となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:91.23、%D:93.26と買われ過ぎ過熱感があり、%Kが%Dを下抜けていることから、下落基調となっている。
週末に北朝鮮による挑発行為が実施される地政学リスクがあり、ポジション調整や利益確定の円ショートの巻き戻しも入りやすく、NY市場からも円高リスクが残りそうだ。
実際北朝鮮が挑発行動に出た場合、今までのような規模での挑発であれば週明けに短期的な調整局面程度で終わる可能性が高い。しかし、グアムへ向けたミサイル発射など米国を挑発するような行動に実施されると、かなり地政学リスクが非常に高まる。米国が先制攻撃との見解を示すと、一気に有事の危機が高まる。一方で、週末に何もないと、再び112円台回復す動きとなりやすい。