★欧州市場序盤では、クロス円の下落につれて109.30円台まで売られた。欧州株は複数の主要指数の切り返しからリスク回避の円買いが弱まったが、NYダウ先物がマイナス圏推移が続いたことで上値も重かった。米ジャクソンホール会合待ちのムードが広がり、全般的に小動きとなった。米長期金利の低下をきっかけに全般ドル売りが先行した。NYダウや日経先物の下落に伴う円買い・ドル売りも入った。米8月製造業PMIの下振れ、米8月非製造業PMIの改善を受け小幅推移した。109.20円台まで下げ渋る場面も見られたが、米7月新築住宅販売件数が予想より弱い結果となったことで戻りも鈍かった。米長期金利の低下などをながめ円買い・ドル売りが進行した。『北朝鮮は英国や豪州に対して米国の火遊びに参加するなと警告』『北朝鮮は米韓軍事演習を非難』との報道も相場の重しとなり109円台割れとなった。

基本的にはジャクソンホールシンポジウムを控えていることや、北朝鮮情勢などもある上値は重いものの、下値も多きく崩れにくい展開となりそうだ。