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日経平均大幅安か 警戒される北朝鮮リスク

  • 2017/08/14
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 米国株は上昇。S&P500種株価指数は0.12%上昇して2441.32で終え、NYダウは14.31ドル(0.06%)高の21858.32ドルで終了した。7月消費者物価指数(CPI)は前月比で市場の予想を下回り、食品・エネルギーを除くコア指数も前月比の伸びが市場予想を下回った。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は「トランプ米大統領は朝鮮半島を核戦争の間際に追い込んでいる」とする声明を発表。トランプ大統領は「北朝鮮が浅はかな行動をとるなら、米国の軍事解決に向けた準備は完全に整っている」と声明を発表し、金朝鮮労働党委員長が「別の道を模索するよう願っている」とツイートした。依然、米朝の緊迫した情勢に変化はないものの、押し目買いスタンスの買いが相場を支えた。
 NY為替市場では、ドルが主要通貨に対して軟調に推移。対円では一時108台後半に下落した。北朝鮮に絡む地政学的リスクに加え、7月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが予想に届かなかったことで、FRBが年内の追加利上げに慎重になるのではないかとの見方が広がった。
 NYMEXのWTI先物9月限は前日比23セント(0.5%)高の1バレル=48.82ドルで終了。ドル売り・ユーロ買いの加速を背景に割安感からの買いに支えられた。
 本日の日経平均は、北朝鮮リスクを背景にした円高を嫌気し19500円を割り込み安値圏でのもみ合いとなりそうだ。10日のOSE225先物9月限ナイトセッションは、OSE日中比360円安の19350円で終え、11日のCME225先物(円建て)の清算値は前日のOSE日中比315円安の19395円だった。下落局面では日銀のETF買いがも期待される。10日までの9営業日で既に日銀は5回ものETF買い入れを実行している。

【買い材料】

・米国株式市場-4日ぶり反発 露外務相の発言を受けリスク回避の流れが一服
・NYダウ上昇(21858.32、+14.31)
・ナスダック上昇(6256.56、+39.68)
・NY原油先物-反発、一時下落もドル安でプラス引け(48.82、+0.23)
・恐怖指数VIXは15.51、前日比下落
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
・内閣支持、改造で下げ止まり傾向

【売り材料】

・CME225先物10日の大阪取引所比で下落 19395円
・NY為替-ドル下落、クロス円は調整の買いが入る
・日経平均、もち合いレンジ下放れで需給懸念
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感

【その他注目点】

・米債券市場-続伸、CPIは市場予想を下回る
・NY金先物-続伸、ドル安の影響受け小幅高
・ビットコイン4000ドル突破
・仮想コインで資金調達急増

・米7月消費者物価指数(前月比)(予想:+0.2%→実績:+0.1%)
・米7月消費者物価指数・コア(前月比)(予想:+0.2%→実績:+0.1%)

・北朝鮮の新たなミサイル発射実験にも驚かない=米CIA長官
・7月の米CPI軟調、利上げ中断の新たな理由に=ミネアポリス連銀総裁
・ドル安や労働市場、インフレ押し上げへ=NY連銀総裁
・米大統領、対中貿易調査巡り決定を下すようUSTR代表に指示へ
・トランプ氏「軍事解決の準備完全に整っている」、北朝鮮は米国を非難

《スケジュール》

08:50  4-6月期実質国内総生産(GDP)速報値

07:45  4-6月期ニュージーランド(NZ)小売売上高指数
11:00  7月中国鉱工業生産
11:00  7月中国小売売上高
11:00  7月中国固定資産投資 
18:00  6月ユーロ圏鉱工業生産

☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740

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