米国株市場は上昇。NYダウとS&P500種指数はともに高値を更新した。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前営業日比0.18％上昇して2480.91で取引を終え、NYダウは25.61ドル（0.11％）高の22118.42ドルで終了した。トランプ大統領が休暇中の中、前週末に発表された7月の米雇用統計で非農業部門の新規就業者数(NFP)が20万9000人増となり、市場予想(18万1000人増)を大幅に上回ったことが引き続き市場に安心感を台頭させているようだ。
　ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物９月限は前営業日比19セント（0.4％）安の１バレル＝49.39ドルで取引を終了。根強い供給過剰懸念に市場は圧迫された模様だ。
　本日の日経平均は2万円台で膠着な展開か。良好な企業業績を物色の流れは続きそうだ。前日に決算を発表したソフトバンクGの動向が注目される。

【買い材料】

・NYダウ9日連続最高値、Ｓ＆Ｐ・ナスダックも上昇
・NYダウ上昇（22118.42、+25.61）
・ナスダック上昇（6383.77、+32.21）
・ロンドン株式市場＝続伸、一次産品銘柄買われる
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（20050、+10）
・恐怖指数VIXは9.93、前日比下落
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
・内閣支持、改造で下げ止まり傾向

【売り材料】

・欧州株式市場－独DAXは鉱工業生産うけマイナスに
・NY原油先物－反落、供給過剰懸念あり一時1ドル超の下げ（49.39、-0.19）
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感

【その他注目点】

・NY為替－主要通貨は小動き、ZARは買われる
・米債券市場－反発、材料難の中利回りは小幅低下
・欧州債－反発、独鉱工業生産マイナスで利回り低下
・NY金先物－反発、材料難の中小幅なレンジ取引

・南アフリカ議会で大統領不信任投票
・石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非加盟の主要参加国が専門家会合（アブダビ、最終日）
・米国務長官、北朝鮮との対話示唆　ミサイル発射中止が条件
・米経済成長、移民制限なら低下へ＝ミネアポリス連銀総裁
・日米２プラス２を１７日開催
・英首相報道官、ＥＵ離脱で400億ユーロ支払う用意との報道否定
・ＥＣＢ量的緩和、7月は伊国債買い入れ額が規定を大幅に上回る
・国際社会は北朝鮮に圧力を、日米豪が共同声明

《スケジュール》

08:50　　6月国際収支速報
　経常収支
　　　 　貿易収支
14:00　　7月景気ウオッチャー調査

08:01　　7月英小売連合（ＢＲＣ）小売売上高調査
10:30　　7月豪ＮＡＢ企業景況感指数
未定　　 7月中国貿易収支
14:45　　7月スイス失業率
15:00　　6月独貿易収支
15:00　　6月独経常収支
15:45　　6月仏貿易収支
15:45　　6月仏経常収支
15:45　　6月仏財政収支
9日02:00　　米財務省、3年債（240億ドル）入札

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