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日経平均続落か 米政策不透明感や安倍内閣支持率低下を嫌気
- 2017/07/24
- アジアタイム
米国株式市場は下落。S&P500種株価指数は0.03%下げて2472.54で取引を終え、NYダウは31.71ドル(0.14%)安い21580.07ドルで取引を終了した。ナスダック総合指数は0.03%の下落となった。ロシアゲート疑惑、ホワイトハウスの広報部長が新たに任命されるとの報道、スパイサー報道官の辞任報道などから、トランプ米大統領の経済政策に対する先行き不透明感が相場の重しとなった。
NYMEXのWTI先物9月限は前日比1.15ドル(2.5%)安い1バレル=45.77ドルで取引を終了。7月のOPEC生産量が増加するとの見通しが嫌気された。
本日の日経平均は円高基調や米国の政策先行き不透明感、安倍内閣の支持率低下などを嫌気し上値の重い展開が想定される。一方では、日銀のETFの買入基準がやや緩和された可能性から、下値も底堅い展開が期待出来るかもしれない。
【買い材料】
・東京五輪、官民投資10兆円
・世界の不動産市場にファンド資金流入
・恐怖指数VIXは9.36、前日比低下
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
【売り材料】
・米国株式市場-小幅に下落 ロシアゲート疑惑への警戒感が強まる
・NYダウ下落(21580.07、-31.71)、
・ナスダック下落(6387.75、-2.25)
・欧州株式市場-ユーロ高と独自動車株下落で弱含み
・ロンドン株式市場=反落、週間ベースは5月以来の大幅高
・NY原油先物-OPEC生産量増加懸念で続落(45.77、-1.15)
・NY為替-ドル下落、ロシアゲートへの警戒感
・CME225先物は大阪取引所比で下落(19980、-100)
・内閣支持急落
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感
・中東主要国がカタールとの国交断絶を発表
【その他注目点】
・米債券市場-ロシアゲート懸念で続伸
・NY金先物-ロシアゲート懸念で続伸
・欧州債-リスク回避の債券買い
・スパイサー米大統領報道官が辞任 後任にはサンダース副報道官が昇格-米ホワイトハウス
・モラー米特別検察官、ホワイトハウスにトランプJrとロシア人弁護士の面会記録保全を要求
・S&P、ギリシャの格付け見通しを「ポジティブ」に引き上げ
・豪当局、タカタ製エアバッグのリコールを調査
・中国当局、保険業界に自主規制の強化と経済への貢献求める
《スケジュール》
10:00 営業毎旬報告(7月20日現在、日本銀行)
14:00 全国スーパー売上高(6月)
14:00 5月景気動向指数改定値
14:00 民生用電子機器国内出荷(6月)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
14:00 6月シンガポール消費者物価指数
16:00 7月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
16:00 7月仏サービス部門PMI速報値
16:30 7月独製造業PMI速報値
16:30 7月独サービス部門PMI速報値
17:00 7月ユーロ圏製造業PMI速報値
17:00 7月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
21:30 5月カナダ卸売売上高
23:00 6月米中古住宅販売件数
25日01:00 スメッツ・ベルギー中銀総裁、講演
☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740